[1日1カクテル161杯目] ニンジャタートル② | 大宮 Bar彩月庵~Barの彩時記~

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[1日1カクテル161杯目]
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本日日曜日は定休日となっております。

昨日はヒーローのニンジャタートルをご紹介しました。
ジンとブルーキュラソー、オレンジジュースを使ったカクテルです。

日本ではこのレシピが一般的ですが海外では他のレシピが掲載されていることが多いです。


~ニンジャタートル②~
●スタンダードレシピ
・ミドリ 1/3
・マリブココナッツリキュール 1/3
・パイナップルジュース
→シェーク
このカクテルはショートカクテルスタイル、ロックスタイル共に作られることが多いです。

ご存じのとおりニンジャタートルは忍者をモチーフにした亀のヒーロー。


忍者といえばもちろん日本。

では、アメリカの方が日本をイメージするお酒といえばなんでしょうか?

日本ではあまり日本のイメージがありませんが、メロンリキュールの「ミドリ」が日本のリキュールとして有名です。

特にニュータントタートルズが公開された1990年代はそのイメージが、強かったようです。

その歴史は1964年にサントリーから発売された「ヘルメスメロンリキュール」から始まります。

1971年に日本で初めて行われた、国際バーテンダー協会(IBA)の世界大会が開かれ、この時に世界各国から集まったバーテンダー知られました。

当時は緑色のリキュールといえばハーブリキュールくらいしか無かったので色彩の美しさ、香味の良さが人気を呼び、買って帰ったバーテンダーも多かったそうです。


そして、1978年5月にヘルメス・メロンリキュールの高級品として「ミドリ」が、アメリカ東部ニューヨーク、西部ロサンゼルスで発売されました。
この「ミドリ」はあっという間に大人気になりました。

ミドリを使ったカクテルがカクテルコンペティションで上位に入賞し更に人気を高めました。

1982年には世界16ヶ国に輸出され日本を代表するリキュールになりました。

今でこそサントリーは山崎、白州、響の広がり、ビーム社の買収など海外でもウイスキー会社のイメージが強いですが、少し前まではサントリーといえば「ミドリ」のイメージが強かったようです。

ちなみに、日本で「ミドリ」が発売されるのは遅く1984年です。

日本のミドリで、亀のミドリ。
マリブとパイナップルで、いつでも陽気な4人をイメージさせているんですね。

陽気になれる、甘口のカクテルです。
ぜひお楽しみ下さい。

それでは今晩も良いお酒を。
また明日から宜しくお願いいたします。