[1日1カクテル62杯目]
夏の代表的な香味野菜「茗荷」を使ったジントニックです。
生姜の仲間で、海外では食用にすることはめったに無いそうです。
茗荷には「アルファピネン」という精油成分が含まれていて、この成分が独自の香りを出しています。
この「アルファピネン」には発汗、呼吸、血液循環などの機能をうながす効果があります。
夏の暑い時期にはピッタリですね。
よく、「茗荷を食べすぎると物忘れをする」と言いますが、これは迷信だそうで・・・。
「物忘れする」と言われるようになったのは、「茗荷」という名前に関係しています。
昔々、「周利(梨)槃特(しゅりはんどく)」という悟りを開いた、釈迦の弟子がいました。
悟りを開くほど優秀な方だったのですが、一つ大きな問題が。
それは、自分の名前が覚えられなかったそうです。
名札を首からぶら下げても、その名札を忘れてしまう。
ちょっと残念な方です。
この方のお墓に見慣れない草が生え、「名を荷っていった彼」の意味を込め「茗荷」と名付けたそうです。
夏のこの時期、さまざまなところで薬味として見かける茗荷ですが、たまには主役にして味わってみてはいかがでしょうか?
それでは、今晩も18:00よりお待ちしております。
Bar彩月庵
埼玉県さいたま市大宮区大門町2-25-2
野原ビル3階
Tel 048-782-8558
定休日 日曜日定休日(月曜祝日の時は月曜日)
ホームページ http://bar-saigetsuan.com