2月26日(月)は店休日。27日(火)〜のオススメはアラン18年‼︎ | BAR white L(ホワイトエル)のブログ

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天神橋最南端のBARです。
「身近で温かいオーセンティック」
をコンセプトに下町のbar文化を発信していく所存です。
心地良く背筋を伸ばし、限りなく心に寄り添う。
white Lはそんなお店でありたい。

BAR white L
ほぼ無休 18時〜4時
大阪市北区天神橋1-10-9 2F

石垣島を訪れました。
最高気温27度、最低気温20度。
最も過ごしやすい季節。
本来雨季ですが三日間快晴!


絵葉書の様な



エメラルドグリーン



オリオンビールの正しい嗜み方。



勿論夜は蒸留酒。
今宵の献立。分かる人は分かる。このラインナップ、凄まじいバーが石垣島にはあります。



海とウイスキーを愛するバーテンダー、鈴木です。


2月26日(月)は店休日を頂きます。
来週のお休みは月曜のみ!
27日(火)〜のオススメを御紹介!



アランモルト 18年
¥2500→¥2200/shot

秘蔵っ子解放。
まぁ、当店のオススメ企画は概ね希少酒で御座います。
レア酒、高級酒こそお値打ち価格で!
都会から一駅の下町、商店街の端2階のBAR。
そんなwhite Lこその意地です。

クラフト蒸留所のパイオニア。
今やスタンダード品ですら入手が難しいシングルモルトウイスキー「アラン」。高い次元の安定した品質と適正価格(今や)が仇となり、需要に供給が追いつかない。
慢性的にこの状態は続くでしょう。
勿論、長熟品なら更に入手困難なのは言うまでもありません。
そんな昨年一本のみ定価で入手した18年熟成アランモルトを今回お届け致します‼︎

日本450本限定。
シェリーホグスヘッド樽原酒とファーストフィルバーボン樽原酒をヴァッティングさせた逸品。

少し長いですが、シングルモルトウイスキー「アラン」についてご説明致します。

スコットランド南西・クライド湾最大の島、アラン島。
主要都市であるエアシャーやグラスゴーに近く、かつ海を隔てた島と言う立地から、全ての蒸溜所が未認可だった密造酒時代は「密造酒界のブルゴーニュ」と呼ばれる程多くの密造者が品質の高いウイスキーを造っていたそうな。
しかしその後グレンリベットなどが政府公認蒸溜所として勢力を伸ばし、アラン島のウイスキー業界は衰退。
1837年島内最後の蒸溜所「ラッグ蒸溜所」の閉鎖から150年以上、この島でウイスキーが造られる事はありませんでした。

時は流れ1994年、シーバスブラザーズやハウスオブキャンベルでマネージングディレクターを務めたハロルド・カリー氏が独立し自身の蒸溜所設立に踏み切った際、豊かな水源と熟成に適した年間平均気温の高さに魅せられ、アラン島北部・ロックランザに「アラン蒸溜所」を建設。
初代蒸溜所長はアイルランドのクーリー蒸溜所長・ゴードン・ミッチェルが就任。
ビジターセンターの除幕式にはエリザベス女王が招かれ、熟成を経たアラン最初のウイスキーの樽開けをユアンマクレガーが行うなど、アラン島のウイスキー再興は華々しい物でした。

2007年以降はボウモア蒸溜所長を30年務めたジェームズ・マクタガートを新たな蒸溜所長に迎え、更なる発展を遂げます。
ちなみにこのジェームズ氏、何と毎週アイラ島の自宅からアラン島へ通っているそうな( ゚д゚)
フェリーと車で52マイル、4時間の距離です。
アイラ島民って本当に地元好きですよね。

アラン蒸溜所は2019年、島南部に第二蒸溜所である「ラッグ蒸溜所」を設立し生産を始めています。
ベビーピートタイプを其方で造るそう。
現在はハイランド産ピートを使用してますが、今後アラン島のピートも取り入れる計画です。

以降アラン蒸溜所は「ロックランザ蒸溜所」と名を変え、『アランモルト』の商品名で販売されております。

この一本はそんなアランモルトの18年物。

ドライレーズンを始めとする濃いフルーツのフレーバー。
バニラとチョコレート、焦げた木の強くビターなテイストが混然と成り、深く甘い余韻に導かれる。

流石のアラン。
期待通りの「アラン18年」。

当たり前に飲める内に、御賞味あれ。