枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。

 2023年12月15日に行いました令和5年9月定例月議会の一般質問の項目4をまとめました。

健康・スポーツを市の政策の中心へ!

「スポーツの日常化」を目指して、健康福祉、道路交通様々な部署が動くべき!

 

 

 

4.スポーツ推進計画の改訂について

健康・スポーツを市の政策の中心へ!

「スポーツの日常化」を目指して、健康福祉、道路交通様々な部署が動くべき!

 

①ばんしょうの質問

日常生活での身体的活動もスポーツとして捉えていくことになった理由は?

 まず、11月の総務委員協議会で報告のあったスポーツ推進計画の改訂では、スポーツの捉え方が整理されています。これまでそれぞれの目的で行う身体的活動をスポーツと捉えていたが、健康を意識して行う徒歩や自転車による通勤や買い物といった日常生活での身体的活動もスポーツとして捉えていくとされた。こうした捉え方は、国の計画を踏まえたものと聞いていたが、枚方市としてどのように考え、捉え方を整理したのか?

 

①市の答弁

国としては、「階段の昇降や一駅歩きなど、日常生活における身体活動もスポーツ」と定義している

 現行のスポーツ推進計画でも、スポーツの捉え方についてさまざまな目的で行う身体的活動を通じて楽しむ活動と記載しており、広く捉えている。国の計画においても、スポーツを「様々な形での自発的な参画を通して、人々が感じる楽しさや喜びに本質を持つもの」とされており、競技スポーツはもとより散歩やダンスも含めたものとしている。さらに、国が実施したスポーツに関する世論調査では、スポーツの捉え方に関するその時々の状況を踏まえながら、階段の昇降や一駅歩きなど、日常生活における身体活動もスポーツに含めている

 こうした国の考え方を踏まえ、改訂版では、日常生活における健康増進などを意識した身体的活動も含まれることをわかりやすく示すため、捉え直した。

②ばんしょうの質問

日常生活の中でより健康を意識して行動することで、毎日を明るく元気に過ごすことができる!

 私の理解としては、日常生活の中でより健康を意識して行う行動もスポーツと定義されることで、毎日をより明るく元気に過ごすことができ、これが広がれば、まちの力となっていくことにも繋がる重要なことだと考える。

 

グラウンドやテニスコートが確保しにくくなってきている!?

 さて、日頃からスポーツ施設を活用してスポーツをされている方と話をすると、グラウンドやテニスコートが確保しにくくなってきているという意見をお聞きしている。コロナ禍により抑制されていたスポーツ需要が戻ってきているとするならば、よい傾向だとも思う。しかしながら、グラウンド確保に苦労している方々から見たとき、日頃使っているグラウンドが確保できなかったのに、ふと覗いたときに使われていない姿、例えば一部の学校では、選挙の投票所になっていて実際にはグラウンドが使われていないことについて、非常にがっかりされたとの声を聞きました。私としては、小中学校を含む市民利用ができるグラウンドや体育館、テニスコートというスポーツ資源を使い倒してほしいと思っている。

 スポーツ施設の利用率が高くなり、スポーツをする機会が限られているという現状の課題に対して、このスポーツ推進計画の中ではどのような取組みを考えているのか?

①市の答弁

枚方市内の各スポーツ施設の利用率が高いことは認識している

 本市において、各スポーツ施設の利用率の高さからすると、人口減少などの取り巻く環境や既存施設の維持改修等も踏まえながら、利用機会の増加に向けて取り組む必要があると認識している


スポーツ環境の確保することに、より積極的に取組んでいく

 こうした状況に対し、スポーツ推進計画の改訂版ではスポーツ資源の充実と活用について施策の方向として掲げており、引き続き、市民のスポーツ環境を整えるため、市内企業の協力に基づく民間スポーツ施設の開放や、学校体育施設の開放、大学との連携による場所の確保などにもより積極的に取組んでいく

 

 

 
ばんしょうの視点

「スポーツの日常化」を目指して、健康福祉、道路交通様々な部署が動くべき!

 今回のスポーツ推進計画の改訂において、何より重要だと思っていることは、「スポーツの日常化」の方向性だと思います。私の言葉でいうと「する」スポーツ、「見る」スポーツももちろん大事ですが、日常の中で「見える」「見せる」スポーツの展開を期待しています。そうであるならば、市として、メンタルヘルスや高齢者の外出支援などの健康福祉の観点、現在策定を進めている総合交通計画など交通の観点や生活道路の歩道、自転車道のハードの観点も関わる話だと思います。スポーツの担当だけでなく、他の部署もこのスポーツ推進計画を確認して、実現に絡んでいって欲しいと思います。

淀川河川公園枚方地区でも行われているSport in Life2022大賞「パークラン」に注目!

 スポーツ庁ではこうしたことからも、「Sports in Lifeコンソーシアム」、最近は「FUN+WALK PROJECT」などを展開しています。難しくスポーツを捉えるということではなく、毎日毎週の生活の中で、おしゃれに、気軽に取り組むという考えを枚方でももっと前面に押し出して、スポーツ庁のこのような取り組みも活用して頂きたいと思います。とりわけ、淀川河川公園枚方地区でも毎週土曜日に行われているパークランは、朝8時スタート、参加費無料、事前予約不要で5キロのウォーキング、ジョギング、ランニングやボランティアなど誰でも参加できるイベントで「する」「みる」「支える」のコンセプトがしっかりとしているためSport in Life2022大賞(最優秀賞)を獲得されています。本市としても、更に応援していっていただきたいと思います。

健康増進の観点などで自転車・サイクリングも!

 また、改訂版においても、自転車・サイクリングも日常のスポーツとしての言葉としては出てきません。これは、スポーツを道路で行うというこれまでのタブーがあるからだと私は考えています。道路行政も含めて今後よく考えていただきたいと思いますし、今回の改訂版においては、健康増進の観点などで自転車・サイクリングに言及すべきだと要望します。市民の心身の健康は、何よりも優先されるべきであり、ウォーカブルなまちづくりを市内に展開していくべきだと考えています。

 

市内外に向けたホームタウンであることのアピールを!

 加えて、施策の中では「ホームタウンスポーツチームとの連携による地域活性化」が書き込まれており、市民の地域に対する誇りの醸成とされています。それならば、具体的取組として、市には「市内外に向けたホームタウンであることのアピール」を要望しました。

 昨年視察で降り立った埼玉県熊谷市の熊谷駅は、ラグビータウンとして、埼玉ワイルドナイツのペナントやポスターがたくさんありました。群馬県太田市では駅前ロータリーにバスケットボールチーム群馬クレインサンダーズのペナントがたくさんあり、ホームタウンとして内外にアピールしていると感じました。枚方には市民が誇れるホームタウンスポーツチームがあります。昨年度は幟を作りましたが、スポーツ推進計画で位置づけてさらなる取り組みを要望します。

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健康・スポーツを市の政策の中心へ!

 私としては、まず健康・スポーツを市の政策の中心へ置くことによって、社会課題に新たな切り口で取り組むこと、そして施策の質を高めていく、市内外にその思いや考えを伝えていくことこそが、今も未来も笑顔のまち、笑顔があふれだす枚方となると考えます。

 

 

 

 
関連するこれまでの情報

 

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【2023年6月12日 全員協議会】

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      【2022年11月25日 教育子育て委員協議会】

         

        【2022年12月15日 一般質問】

        思わず歩きたくなる、駆け出したくなる、暮らすだけで健康になる、笑顔の枚方をみんなでつくっていきませんか?

         

         

         

        一人ひとりが笑顔、ひらかた万笑!

         

         

         今回の質問は、スポーツ推進計画。今後の枚方のスポーツへの取り組みを決める計画。この時点での議論で、未来のスポーツのまちづくりが決まっていきます。今も未来も枚方を笑顔に!スポーツのチカラで!