枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。

 9/22に行いました令和3年9月定例月議会の一般質問の項目①をまとめました。

市の役割(市民の健康と生活を守る責任)を再認識し、伝わるメッセージの発信を!

 

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1.新型コロナウイルス感染対策と方針について

 

①ばんしょうの質問

枚方市の新型コロナ感染症対策の観点は?今後の取り組みは? 

 新型コロナウイルス感染症は、変異株の影響などにより、既に感染が第5波にまでに至っている。このような状況を踏まえ、枚方市では、これまでどのような観点で感染症対策を組み立てられてきたのか、また今後の取り組みについての展望は?

①市の答弁

新型コロナ感染症対策は、市民の命と生活を守ることを基本。国・府の要請を踏まえた対応

今後は、医療・保険体制、ワクチン接種、対策の働きかけ、社会経済活動の維持回復

 本市の新型コロナウイルス感染症対策は、市民の命と生活を守ることを基本として、政府や大阪府が発出する要請等を踏まえるとともに、本市の実情に即した独自の取り組みも交え、本市新型コロナウイルス対策本部において対応方針や取り組み等を決定してきた。

 今後は、市民の命を守るため、引き続き政府や大阪府と連携して、医療や保健所の体制を整えるとともに、重症化リスクに対して一定の効果が期待できるワクチン接種を進める。また、市民の皆さまに対しては、感染症対策を働きかけることにより第6波に備える一方、市民の生活を守るため、社会経済活動を維持、回復できるよう努めていく。

 

②ばんしょうの質問

マンネリ化?「不要不急の外出自粛要請」 市が求める「不要不急」とは? 

 この間、政府の動きを見て、働きかけの言葉である『メッセージ』の重要性を再認識してきた。
枚方市からはどのようなメッセージが出せれているのか、そしてそれは市民に届いて、行動変容に繋がっているか。

 まず、その1つとして、本市は、国や府とともに再三「不要不急の外出自粛」を市民へ要請し続けてきた。この「働きかけ」は、これまで多くの手法を用いて取り組まれてきたと伺っているが、残念ながら現在ではマンネリ化して重要視されていないように思っている。そしてまた、「不要不急」、「自粛」という難しい日本語が使われている。
 そこで、分かりやすく整理してほしい。具体的に、市が求める「不要不急」とは、いったいどのようなものか?これまでは、どのように呼びかけ、今後どのように進めていくのか?

②市の答弁

「不要不急」とは、生活や健康の維持のために必要なもの以外のもの

 「不要不急」は、大阪府による新型インフルエンザ特別措置法に基づく府民への呼び掛けにおいて「医療機関への通院、食料・医薬品・生活必需品の買い出し、必要な職場への出勤、屋外での運動や散歩など生活や健康の維持のために必要なもの以外のもの」とされており、本市としても同様の考え。また、これまでの呼び掛けの取り組みとしては、関連ポスターやチラシ等の掲示や配付といった周知方法のほかに、日常的に防災行政無線や市広報車等を活用した啓発放送を実施してきた。また、ホームページや広報ひらかたへの情報掲載以外にも必要に応じて市長や関係職員が街頭に立ち、直接市民の方へ訴えるなど様々な媒体や手法によって行ってきた今後も感染状況を見極めながら必要な対策を講じていく。

 

③ばんしょうの質問

市役所内の人流を抑制するための取り組みも?

 その「不要不急の外出の自粛」を市民に呼びかけるからには、市役所を訪れなければならない手続きを減らす、いわば、少しでも市役所内の人流を抑制するために、どのような取り組みをされているか?

③市の答弁

窓口に来庁しなくても電話や郵送で対応できるように取り組んでいる

 市役所内での感染防止対策を徹底するためには、来庁される方を少しでも減らすことも重要であると考えていることから、国民健康保険や税申告など市民生活に不可欠な手続きについて、窓口に来庁しなくても電話や郵送で対応できるようにするなどの対策に取り組んだ。
 また、介護保険関係等の手続きの一部では、オンラインによる申請も開始するなど、今後も感染拡大の防止と市民の利便性の向上の観点から、こうした取り組みの継続や拡充を進めていく。

 

④ばんしょうの質問

「若年層で感染者数が急増!今一度、気を引き締めて」とは?

 もう1つ私がよく理解できなかった「メッセージ」について聞く。
 市のホームページの新型コロナウイルス関連情報に「若年層で感染者数が急増!今一度、気を引き締めて」としたタイトルの「メッセージ」がある。私としては、今の若者の心に精神論は響かないと思ったし、市の一方的な上からの姿勢に疑問を持った。

 このタイトルの「気を引き締める」とはどういうことを指すのか、また、このメッセージは誰に対して発出したメッセージなのか?

④市の答弁

「気を引き締める」とは、感染防止対策の徹底を若年層にお願いしたもの

 8月に入り、感染力が非常の強いデルタ株の影響で、本市においても20代までの若者の感染が急増し、感染者の約半数を占める状況となった。
「気を引き締める」とは、感染防止対策の徹底をお願いしたもので、夏休み期間中に友人同士で集まる機会が増えたことにより感染し、さらに家庭内で広がる事例が増えているとの疫学調査の分析を踏まえ、若年層を中心とした市民への注意喚起を強く促すために市ホームページで発信したもの。

 

ばんしょうの視点

市の役割(市民の健康と生活を守る責任)を再認識し、今一度、気を引き締めて、伝わる発信を!

  市の発する「メッセージ」については、市民に行動変容を起こしてもらえるように伝る発信をすべきと当たり前のことを改めて言いました。「言う」と「伝える」は違います。そして

 また、市民に一方的に呼びかけるだけでなく、「市はこのように支援する」ということを加えることも必要。さらに若者に伝えるメッセージは、「上から目線」になりがち。一層の配慮を求めます。

 そもそも市の方針は、国や府の決定事項を尊重すべきでしょうから、ややもすると市としても、やらされ感が出ているのではないかと感じる。ただ、市民は、市の発信を見ている。メッセージを聞いている。市の役割を再認識し、今一度、気を引き締めて、伝わる発信をすべきだ

 

 

 

一人ひとりが笑顔、ひらかた万笑!

 

 新型コロナに全世界が振り回されて1年半。枚方市も右往左往しながらここまできました。大阪府と同じことを方針とするため、市の責任者からは責任感を感じない状況。それは、「メッセージ」という細部に宿るのではないかと思った。

 一人ひとりの今も未来も笑顔にしたい!そのための市の責任、役割は何なのか?との思いで質問に臨みました。

 

 

これまでの【新型コロナ対策への市の姿勢】への私の発言

 

令和3年3月定例月議会 代表質問(2021/3/5)
新型コロナ対策は近隣市と連携した取り組みを!

 

令和2年6月定例月議会 一般質問(2020/6/19)
市が発注する仕事には、市民の生活があると強く意識して頂きたい

 

 

これまでの【電子申請・電子手続勢】への私の発言

 

令和2年12月定例月議会 一般質問(2020/12/15)
電子申請へに向けても、「業務の見直し」「業務の標準化」という基本を大切に推進を!