枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。
12/15に行いました令和2年12月定例月議会の一般質問の項目1をまとめました。
学校教育でのICT活用は「授業外でも」効果的な活用を!
来年度は、一人ひとりの児童生徒がタブレット端末を持った状態から学校がスタートします。私としては、おぼろげながら、授業での活用についてはイメージができ、それをどのように水平展開していくことも、ある程度理解したつもりです。先の市議会議員研修会での外部講師の講演の中では、新学習指導要領は、「勤勉」、「こつこつ」という従来のスキルに加え、「コミュニケーション能力」、「クリエイティビティ(創造力)」、「スペシャリティ(専門性)」の3つの新たなスキルを育成していこうとするものであり、それには、「機器の持ち帰りは当然だ。」とおっしゃっておられた。
枚方市教育委員会では、今後の取り組みのひとつに、「学び」以外の分野でもICTを活用した取り組みを進めるとあり、教員と児童生徒とのコミュニケーションツールとして、様々な分野でICT活用していかれるとのことだが、いわゆる「学び」以外での端末活用方法はどのようなものを考えているか?
タブレット端末の活用については、6月に策定した「枚方市学校教育におけるICT活用の方針」でもお示ししているが、学力向上とともに、教職員と児童生徒とのコミュニケーションツールとするなど、その活用に向けて取り組んでいる。また、保護者からの欠席連絡、学校だより等の配信等、教職員と保護者間においても活用をはじめている。
一人1台端末の配備を終えている来年度では、これらの取り組みは、学校に来れていない児童生徒も含む、全ての児童・生徒に対する取り組みという捉え方でよろしいか?
タブレットの使用は「学びの場」だけではない!「創造力」を磨く道具へ!
新たなスキルを育成するためにも、児童生徒には、極力に自由に端末を学校、学校外問わず使って頂きたいと要望しました。
「誰ひとり取り残さない」思いで、様々な活用シーンを!
子どもの気持ちを視覚化するツールである「心の天気」というシステムについて、実証校の校長先生が口を揃えて、効果を実感しているとのお話を聞き、枚方市でも、このような子どもたちの気持ちや状況を把握して効果的な生徒指導に繋げるなど、「学び」以外においてもICT活用を進めていくような検討を要望しました。そしてその実施の際には、不登校などで学校に来れていない子どもたちも含めて実施していただけるよう、重ねて要望しました。
「ICT活用方針」には、「誰一人取り残すことのない」と記載がなされています。すべての子どもたち一人ひとりの今も未来も笑顔にしたい!との思いで、新たな活用方法も積極的に提案していきたいと考えています。