3/19の枚方市議会 予算特別委員会での令和2年度予算審査3日目。
私の質疑の後半部分の要約をまとめました。
当日の私の質疑項目は下記の通りです。
しかしながら、今後の福祉減免制度の方向性については、引き続き検討することとしており、その結果につきましては、改めて、ご報告させていただく。
水道料金・下水道使用料の福祉減免分の来年度の予算も計上されていることは確認しましたが、未だ「行財政改革プラン2020」では、令和2年10月以降も、廃止を含めた検討を行うとされてます。
私は、福祉減免を受けられている世帯は、決して得しているわけではないと考えています。
消費増税、国民健康保険料の値上げ、新コロナウイルス感染拡大による影響など今、生活の苦しさがある減免対象の世帯が、水道料金・下水道使用料だけでも、今まで通りの生活を送ることができるよう、考えていただくよう再度要望しました。
これまでの間も、給付実績がないものや、現状にそぐわない品目、要件等については削除、変更するなど、定期的に見直しを行ってきている。
私は、財政負担なども含めた判断は必要としつつも、障害のある方の思いに応えられていなかった面があるのではないかと感じておりました。必要な人に必要なサービスが行き渡るよう、よりアンテナを高くして取り組んでいただきたいと要望しました。
令和2年度の風しん抗体検査および予防接種の接種率向上の取り組みは、2019年度にクーポン券を送付し利用がなかった約18,600人、及び今年度、発送予定の約28,400人をあわせた約47,000人のすべての対象者に、取り扱い医療機関で使用できる無料クーポン券を送付する予定。
さらに、必要な方に検査を受けていただくよう、広報誌や市のホームページ等で啓発に努めるとともに、実施医療機関や枚方市健康優良企業などと連携を図り、対象者に受検を呼び掛けてもらうことを通し、受検率の向上を図ります。
現在、新型コロナウイルス感染症については、国内のみならず世界中が大混乱している状況ではあります。終息していくことを前提としてですが、感染症というものの関心の高いときだからこそ、感染症を正しく市民の皆さんに知って頂く絶好機会だと思っています。
例えば、この「風しん」という感染症は、抗体検査での確認や予防接種よって、発症やまん延を予防できると聞いています。
私は、一人でも多くの人が、感染症予防に対する意識を高め、適切な行動を起こすことが、一人ひとりの笑顔につながると考えています。市にはこの仕事を定例業務として行うのではなく、この機会を捉えた啓発活動を進めて頂きたいと要望しました。
し尿処理手数料は、普通、大口、臨時手数料の3種類に分かれおり、普通手数料は、21日周期で定期的に収集している500リットル未満の便槽から生じたし尿を収集運搬および処分するもの。大口手数料は、定期的に収集している中でも、500リットル以上の便槽から生じた、し尿に係るもの。臨時手数料は、便槽の大きさに関係なく、臨時的に収集している手数料となっている。
来年度も、収集世帯およびし尿処理手数料は減少しますが、世帯が市内各所に点在することから、収集経路の見直しを行うなど、効率的・効果的な収集に努めていく。
枚方市内のし尿処理については、下水道接続世帯が増えるに従って、収集世帯は減少し、手数料収入は減少してきていますが、収集の必要がなることはありえないと考えます。事業所内での効率化の取り組みも、引き続き行われているものの、【収入】「し尿処理手数料:約411万円」+「浄化槽汚泥等処理手数料:653万円」ですが、【支出】「し尿処理費:約3.7億円」が予算案に計上されており、市として大きな課題だと認識しています。
希釈放流センター
し尿処理費など推移
今回は、『福祉』という観点での「水道料金の福祉減免制度」「日常生活用具給付事業」、『衛生』という観点での「感染症予防」「し尿処理」というところを質疑しました。枚方市の中でも様々な仕事があるなかで、私もいろいろな視点を行ったり来たりしている部分はあるかも知れませんが、「一人ひとりが笑顔にしたい!」という思いだけは変えずに質疑を行っていきます。
予算特別委員会は、24日にB日程の質疑2日目があり、25日には特別会計・企業会計の質疑を行い、採決に入ることになります。
25日の質疑に向け、準備してまいります。