2月13日、枚方市議会3月定例月議会を前に、厚生委員協議会に出席し、発言して参りました。 

委員協議会とは、常任委員会の所管区分ごとに構成されており、各定例月議会前に開催される市政に関する重要な事項などを協議するために開催されています。

 なお、今回は、他の建設環境、総務、文教の各委員協議会については、2月14日からです。私の令和元年12月定例月議会での一般質問の内容で、実現されたものありますので、順次思うところを、ブログにまとめたいと思います。 

 

 さて、今回の厚生委員協議会の協議案件は15件。盛りだくさんでした。今回も質問を何度かしましたが、その一部とその趣旨を掲載します。(実際の口語からは、少し変更しています)

 

厚生委員協議会 案件
  1. 初期救急医療体制の再構築に係る進捗状況等について
    • 枚方医師会館を市立ひらかた病院隣接地に建設する
    • その医師会館に枚方休日診療所、北河内夜間救急センター、休日歯科急病診療所を移設する
  2. 令和2年度国民健康保険料等について
  3. 後期高齢者医療保険料等について
  4. 骨髄バンクドナー支援事業について
    • 骨髄バンクドナーになったときの金銭的な支援制度
  5. 禁煙支援事業について
    • 受動喫煙防止、禁煙の促進を目的とした禁煙支援事業
    • 禁煙治療費の支援。禁煙できたときにひらかたポイント付与
  6. 子どもの健康にかかる保健事業の拡充について
    • ロタウイルスワクチンの定期接種化の実施など
  7. 介護予防事業の新たな取り組みについて
    • 「くらわんか体操」に続く介護予防推進ツールとして「ノルディック・ウォーキング」を拡充する
    • 高齢者お出かけ推進事業の高齢者専用ポイント付与対象に「高齢者居場所」を追加。タクシークーポンにも交換可能に。
  8. 枚方市地域福祉計画(第4期)(案)について
  9. 手話によるコミュニケーション支援の取り組みについて
    • (仮称)手話言語条例の策定に向けて
  10. 第2期枚方市子ども・子育て支援事業計画(案)について
  11. 結婚新生活支援事業について
    • 結婚新生活支援事業の年齢変更と金額の変更
  12. 子どもたちが健やかに成長できる環境づくりについて
    • 「(仮称)子どもを守る条例」の策定について
  13. 待機児童対策(待機児童用保育室の設置)について
    • 閉園後のさだ西幼稚園を再利用した待機児童用保育室の設置
  14. 第4次枚方市ひとり親家庭等自立促進計画の策定について
  15. 市立ひらかた病院改革プラン(第2次中期経営計画)の中間報告について

 

ばんしょう映仁

 

 

 

 

13.待機児童対策(待機児童用保育室の設置)について

 

この案件は、待機児童通年ゼロを目指す政策の中で、令和2年度で閉園予定のさだ西幼稚園の跡地を利用して、「待機児童用保育室」を設置することについての報告でした。

 

①ばんしょうの質問
 今回さだ西幼稚園を活用されることについて、近隣の小学校や地域なども含め、どのようなことを課題として認識されていますか?
①市の答弁
 待機児童用保育室は、保育施設という性格上、遠方から来られる方など車での送迎が増えることが想定されます。さだ西幼稚園は、さだ西小学校の隣に位置することから、登下校の児童と待機児童用保育室の利用者、そして地域住民の方々の安全確保をどのように図っていくかを十分に検討する必要があると考えております。
 また、現在のさだ西幼稚園は、子育てサロンなど地域の方との交流の場としても活用されており、地域との交流の場をどのように引き継いでいくかということも検討していく必要があると考えております。
②ばんしょうの質問
 認識されている課題の解消に向けた取り組みをお願いします。
 次に、今回、特に待機児童の状況が深刻な南部地域から、設置に取り組むとのことです。さだ西幼稚園は南部地域の中でもかなり南の端にありますが、この南部地域をもう少し細かく見たときに、この周辺部の待機の状況は他と比べてどのような状況か?
また、今回設置予定の「待機児童用保育室」は、南部地域以外の方でも利用はできるのでしょうか?
②市の答弁
 さだ西幼稚園は、南部地域の中でも、国道1号線及び国道170号線の西側に区切られた地域にあり、この地域では認可保育所が少なく、他の地域より待機児童が比較的多い状況です。
 待機児童用保育室は、利用者の利便性も考慮し、市内4か所の保育提供エリアにそれぞれ設置していきたいと考えておりますが、認可保育所等と同様、利用者の居住地によって利用を制限するのものではありません。
ばんしょうの視点
 近隣の待機児童対策に大きく貢献できるとのことで、地域の皆さんも期待して頂けるのであれば、私としても安心しました。しかし一方で、ご認識いただいている通りで、私も交通の安全面については心配しています。今回、特に、広域から利用されることを想定すれば、より車の利用が増えてくるのではないかと、懸念しています。
 乳幼児によりよい保育環境を提供することは大前提として、近接している小学校の児童また地域の方も安心してもらえるように、周辺道路が狭いことにまつわる課題について、関係部署と十分に連携を取って頂いて、施設の周辺の交通安全対策を強く要望しておきます。

 

さだ西幼稚園

 

 

一人ひとりが笑顔、ひらかた万笑!

 

通年の待機児童を目指すことについては、非常に同意しますが、そうなることでの地域課題については、真摯に向き合わなければ、お互いのためにならないとも思います。

 

 

さてその他、私が質問した案件です。

 

4.骨髄バンクドナー支援事業について

骨髄ドナーになった方への支援制度ですが、枚方市でドナーになられる方は5名弱というデータがあるようで、その方々を後押しし、制度の申請をしてもらうためには、しっかりとPRする必要だということをお伝えしました。献血時にPRしようとしているようですが、

枚方市民が、枚方市内で献血されているのは延べ人数で7割弱だそうです。ここはなんとかPRできそうだとのこと。しかしながら、市外で献血されている3割強の方々へどのようにPRするのかについては、検討してもらうよう要望しました。

 

 

 

12.子どもたちが健やかに成長できる環境づくりについて

内容は「(仮称)子どもを守る条例」の策定についてで、一年後の条例策定を目標にしています。

条例を作ることだけに注力するだけでなく、どのように子どもに伝え、子どもの権利を理解して行動してもらうかについても検討してほしいと要望しました。特に学校に登校できていない不登校児童・生徒については、どのように知ってもらうかなど、今現在の学校の状況における課題認識をお伝えしました。

 


ところで、

「水道料金の福祉減免廃止」について

建設環境委員協議会の水道料金変更の案件の中で説明されるとのことです。

 

 

 

10.第2期枚方市子ども・子育て支援事業計画(案)について

前回、12月の厚生委員協議会で私が指摘したとおり、最終版に向けての変更をして頂いていました。

内容は、「スクールソーシャルワーカー」「教育機会確保法に関わる文科省通達(不登校児童・生徒への対応)への対応」です。

計画継続的な策定にあたっては、今課題になっていることをしっかりと盛り込まなければ、すぐに時代遅れになるとのことで今後の議員としてのチェック機能が一部果たせたとも思います。