昼過ぎ、車で鎌倉街道を南下。目指すは町田市の農村伝道神学校。

 

町田にある農村伝道神学校、通称農伝神学校は日本基督教団による農村・地方教会に仕える伝道者を養成する学校だ。農作業を通して農村という場と農村への宣教を見据えての神学教育が行われている。

 

 

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そこの校長をしているのが平良愛香牧師。平良牧師に会いに行ったのだ。 

 

沖縄出身の平良愛香さんは男性同性愛者であることをカミングアウトしたうえで初めて牧師になった人。父が牧師の敬虔なキリスト教徒の一家に育ちゲイである自分は神に受け入れられないと考え命を絶とうとまで思いつめた彼を救ったのは、幼い頃から両親に言われていた「神様はあなたをあなたとしてつくったのだから、あなたらしく生きなさい」という言葉だったという。

 


この春にはNHK「こころの時代」に出演。大いに話題になった。

 

↑↑ クリックすると「こころの時代」の短縮版↑↑必見。

 

 

この番組も素晴らしかったし著書の『あなたが気づかないだけで神様もゲイもいつもあなたのそばにいる』も素晴らしい。

 

 

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ぜひ農伝神学校へ伺って平良牧師のお話しを直接伺いたいと狙っていたが、何しろ忙しい人。同校校長としての仕事、牧師を務める横浜の教会の仕事に加え、全国を講演で飛び回っておられる

 

 

で、やっと今日のアポイントメントがとれたわけだ。そして今はちょうどYO-ENさんがツアーで東京に来ておられる。

 

 

大学で音楽を専攻した平良牧師が作詞作曲した賛美歌がある。上記番組「こころの時代」でも流されたその讃美歌が素晴らしい。歌詞は下記の通り。
 
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主につくられたわたし (作詞作曲:平良愛香)

 

私らしく生きよう

自由に生かされて

大人らしくでもなく子どもらしくでもなく

ただ私を造られた神にこたえる

ただ私らしくいきることで

 

私らしく生きよう

自由を確かめて

男らしくでもなく女らしくでもなく

ただ私を造られた神にこたえる

ただ私らしくいきることで

 

私らしく生きよう

違いを認め合い

言葉、身体,習慣

すべてこの私です。

ただ私を造られた神にこたえる

ただ私らしくいきることで

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これはまさしくYO-ENさんの作品の根底に流れるもの。YO-ENさん自身はクリスチャンではないがその精神は見事に合致している。これはお引き合わせするしかないでしょう。

 

 

そんなわけで急遽、YO-ENさんをお誘いして町田の農村伝道神学校にうかがったのだ。

 

 

ちょっと早めについてしまったので周辺を散策。

 

 

深い竹藪を撮影するYO-ENさん。

 

 

 

 

崖の断面を撮影するYO-ENさん。

 

 

 

 

「ちょっと急坂で危ないんでトマツさんはそこで待っててください」と言って昼なお暗い谷へずいずいと降りていくYO-ENさん。

 

 

 

 

約束の時間に農村伝道神学校の本館玄関に行くとジーンズ姿の平良牧師が笑顔で迎えてくれた。

 

 

まずは学内を案内していただいた。図書室が圧巻。「反差別」「平和」を明確に標榜している同校らしく、差別、平和に関する本が豊富。読書好きなYO-ENさんも興味津々。

 

 

もちろんキリスト教の専門書もたくさん。いかにも古そうな古い聖書も。ただ教条主義は排しているので広い視点の本が揃っていた。

 

 

本館隣接の礼拝堂で語りあう平良牧師とYO-ENさん。

 

 

初対面とは思えぬほど話が弾む。

 

 

YO-ENさんは農村伝道神学校はもちろん初訪問。僕は実は二度目。車には古めかしい別珍表紙のアルバムを積んできてそれをご披露した。

 

 

そのなかほどのページには幼稚園時代の遠足の写真がある。ほぼ60年前。そこに貼られた写真のわきには母の字で「農伝神学校で芋掘り」と書いてある。
 

 

 

記憶にはない。

 

 

平良牧師には以前にメールでお送りしているが農伝神学校スタッフの皆さんは初見。懐かしがっていただいた。この建物はもうないそうだ。

 

 

「スキャンさせていただいてよろしいですか」

 

 

もちろんです、どうぞどうぞ。

 

 

ちなみに「シェー」をしているのは僕である。

 

 

 

世代のたしなみとして「シェー」の心得はある。

 

 

平良牧師に畑もご案内していただいた。

 

 

校舎から畑に向かう森の小径を行く平良牧師とYO-ENさん。

 

 

 

途中、大きなカラスが低木の枝にとまっていた。それを見たYO-ENさんが語りだした。

 

 

「私のオリジナルに『からすのかあさん』って曲があるんですが、これは私の母のことを歌った歌なんです。母は田舎町でバーをやりながら私と弟を育ててくれました。母は愛情深く育ててくれましたが、幼かった私には“水商売の家”として周囲から疎外されている実感がありました。また母自身が他のお母さんの中には溶け込めずにどこか疎外されているのも子ども心に感じていました。そんな環境で育ったので差別に関して敏感になったのかもしれません」

 

 

平良牧師はにっこり笑って「それはいい経験をされましたね」と優しく応えた。

 

 

僕は「『からすのかあさん』を平良牧師にお聞かせしたいな」と思いながらお二人の後ろを歩いた。

 

 

 

 

帰り際、持参したご著書にサインをしていただいた。

 

 

 

似顔絵付き。

 

 

そっくり。

またの再会を約して辞去した。

 

 

かくして平良牧師にYO-ENさんを引き合わせるというミッションはコンプリートした。なにかか生まれそうな予感。

 

 

あいかわらずいい仕事してるな、ワシ(自画自賛)

 

 

 

 

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