恒例の国立うちわ市、無事開幕した。
今回は準備がなかなか危うかった。というのが前日である昨日が両親の二度目のワクチン接種だったのだ。送迎および付き添いは当たり前として万が一の副反応にも備えなければいけない。そんなわけで昨日はまず使えないものとして、前倒しで一昨日を設営日として準備を進めてきた。そして皆さんご存じの通り「前倒し」というのは効率が悪い。普通にやる数倍手間がかかる。材料がそろってなくてそこは飛ばして進めて後でまた戻ったりしてね。そんなこんなでここ数日は毎日16~18時間くらい働いていた。終電関係ないというのはヤバいね。
それでもなんとか昨日は日付がかわる前に作業が終わった。
そして今日は無事開幕。
今日だけ10時開店。30分刻みの予約制。受付を妻に手伝ってもらった。予約制2年目、混乱なく進められた。
そして昨日までの「心の綺麗な人にしか見えないうちわ」である。
一夜明けたらあら不思議。「心が綺麗じゃなくても見えるうちわ」に変わった。
不動のファイナリスト、コメディエンヌで脚本家のオオタスセリさんが直接持ってきてくれたのだ。
「11時の開店に間に合わせるから」と息せき切ってきてくれた。今日だけ10時開店なのだけどそれは内緒。2時間半離れた海辺の町から来てくれるのだ。ありがとうございます。
今年のうちわのテーマは「自粛解禁」。
「さぁ、飲みに行こうぜ!!」
お化けたちが飛び出した。もうだれも彼らを止められない。
受付をしていた妻とスセリさんの廊下での立ち話が聞こえた。
トマツくんは相変わらず言うこと聞かないの?
もうぜーんぜん。自分がやりたいことしかやらないし。
そうなんだー。返事はいいんだよねー。
いやいやいや、やりたいことの半分もやっとらんですよ。
そして初日は無事終了した。予約のドタキャンが複数件あったのは残念だけどまぁ仕方ないね。作品を囲んでお客さん同士が時には作者も入って話をしているのを聴くのは楽しい。至福の時。
19時閉店。明かりを落とした展示室でしばし陶然とする。
そして僕は気づいた。
「陶然じゃないや、眠いんだ」
そのままゴロンと寝落ち。至福のひとりナイトミュージアム。
そして特段の心配もしてなかったが、両親ともに副反応はなかった。
・・・・・・・・・・・・・・開催中・・・・・・・・・・・・・・
6月17日(木)〜29日(火)
「国立うちわ市2021」
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・・・・・・・・・・・・・・もうすぐ開催・・・・・・・・・・・・・・
7月31日(土)
「シュワッチ! 帰ってきた 説経祭文」
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8月8日(日)
「YO-EN&NOBU ~浅川マキを弾き語る~」
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国立駅前。展示、ワークショップ会議にご活用ください。レンタルスペース、貸会議室も。