◆自宅充電にメリット、国内No.1を獲得
日産自動車は4月11日、軽自動車EV「サクラ」が国内EV販売で第1位を獲得したと発表しました。発売から約2年で、顧客層にも変化が見られたという。2023年度の日産サクラの販売台数は3万4083台だった。市場シェアは約41%と、EV購入者のおよそ5人に2人がサクラを選んだことになる。
サクラには現在、標準グレードの「X」と上位グレードの「G」、そして日産創立90周年記念の特別仕様車があるが、装備の充実したGグレードがよく選ばれているという。また、ボディカラーとしてはホワイトパールが最も人気で、次にホワイトパール&チタニウムグレーの2トーンが好評だった。
サクラを購入した人の特徴として、日常使いをメインに軽自動車からの乗り換えが増えているようだ。自宅充電の利便性にメリットを見出し、戸建て比率は約90%に上るという。平均的な軽所有者の戸建て比率は69%とされる。
軽EVの主な使用用途はやはり「買い物」や「近距離のドライブ」、「通勤通学」で従来の軽と変わらない。購入者の男女比はほぼ半々という。
ただ、発売当初は2台持ちでセカンドカーとしての購入が多かったものの、最近は1台持ちも徐々に増えてきているという。日産はこの傾向を「軽として」だけでなく「EVとして」も選ばれるようになった、と受け止めている。
◆国内EV販売トップ3は日産が独占
日産はサクラの人気の理由として、自宅で充電できることのほかに国・地方からの補助金やランニングコスト(電気代など)が安く済むといった経済的なメリットを挙げている。また、EVならではの静粛性の高さ、運転のしやすも高く評価されているという。
個人だけでなく、法人や自治体向けの販売にも力を入れている。観光地などでタクシーとして運用されるほか、JALグループでは伊丹空港内の荷物運搬の牽引車として導入されている。
2023年度の国内EV販売はサクラが1位だが、2位リーフ(約7100台)、3位アリア(約6300台)とトップ3を日産が占める形となった。ちなみに4位は三菱自動車のeKクロスEV(約4400台)で、これはサクラの兄弟車となる。
◆日常使いには「十分」な性能を有する
サクラは三菱との共同開発により生まれた軽自動車規格のEVで、2022年に発売されました。セグメントとしては軽ハイトワゴンに属します。昨年5月には、生産開始から約1年で日産・三菱合わせて累計生産5万台を達成しました。車両生産は三菱の水島製作所で行われています。
20kWhのリチウムイオンバッテリーと最高出力64ps(47kW)、最大トルク19.9kg-mの電気モーターを搭載し、1回の充電での航続距離は180kmとされる。エネルギー効率(電費)は124Wh/km。バッテリー電圧は350Vで、急速充電器ではおよそ30kWまでの充電に対応する。
メーカー希望小売価格は標準グレードの「X」で254万8700円(税込み)から、上位グレードの「G」で304万400円(税込み)から。また、日産の創立90周年を記念する特別仕様車は265万8700円(税込み)からとなっている。
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【 日産「サクラ」松たか子×電気自動車になった軽 の動画はこちら 】
https://www.youtube.com/watch?v=B4C2yPCm_8E
【 「サクラ」EVベーシックパック - 日産自動車 の動画はこちら 】
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