● メルセデス・ベンツの新型2ドアクーペ「CLEクーペ」が統合モデルで日本上陸

◆CクラスクーペとEクラスクーペが1つのモデルとして進化
メルセデス・ベンツ日本は、新型2ドアクーペ「CLEクーペ」を発売した。今回、日本に導入されるのは「CLE 200スポーツクーペ」の1グレードのみとなる。

◆専用デザインのスポーツシートを標準装備
メルセデス・ベンツがこれまで築き上げてきたクーペの伝統と歴史を受け継ぐ新世代の2ドアクーペ「CLEクーペ」が日本に上陸した。同モデルの登場により、従来のCクラスクーペとEクラスクーペは廃止されることになる。要は2つのクーペがCLEクーペに統合されたかたちだ。

ボディサイズは全長4,850×全幅1,860×全高1,420mmで、メルセデス・ベンツの2ドアクーペ伝統のロングホイールベース、ショートオーバーハング、ロングボンネットが印象的なプロポーションとなっている。なお、今回導入された「CLE 200クーペスポーツ」ではAMGラインエクステリアが標準で装備される。

メルセデスデザインの基本思想「Sensual Purity（センシュアルピュリティ）」を生かしたエクステリアは、立体的なスターパターンを採用したワイドなAシェイプのフロントグリル、スリムなフルLEDヘッドライトなどがフロントフェイスとして採用される。

リアも力強く張り出したフェンダーや、左右をダークレッドのトリムでシームレスにつないだ2ピースデザインのスリムなリアコンビネーションランプで上質感や存在感を演出する。

インテリアもAMGラインインテリアを標準装備。3ツインスポークやフラットボトムデザインが特徴のマルチファンクションステアリングや、ARTICOダッシュボードなど、スポーティかつ上質なアイテムが盛り込まれた。

また、フロントシートは専用開発されたスポーティなデザインが採用されており、シート素材は標準のレザーARITICO（ブラック）のほか、オプションで4色の本革内装が用意されている。

コックピットは人間工学に基づいて配置された12.3インチと11.9インチの2つの高解像度ディスプレイを採用。ドライバー・ファーストでスポーツ感を強調すべく11.9インチのディスプレイは6度、運転席側に傾けられたものになっている。

インフォテインメントでは、これまで以上に学習能力を高めた第3世代のMBUX（メルセデス・ベンツユーザーエクスペリエンス）を搭載。「Hi,Mercedes」と呼びかけることで起動する音声アシスタントや、AR（拡張現実）を利用したナビゲーションなどでユーザーの利便性が高められた。

パワーユニットは、最高出力150kW(204ps)、最大トルク320Nmを発生する2.0リッター直列4気筒ターボエンジン（M254）を搭載。エンジンとトランスミッションの間に配置される第2世代のマイルドハイブリッドシステム「ISG」により最大で17kW(23ps)、205Nmの電動ブーストも可能で、なめらかで力強い加速に貢献する。

トランスミッションは「9Gトロニック」を採用。サスペンションでも、ハードなコーナリング時などに瞬時に減衰力を高められるセレクティブダンピングシステムを取り入れたスポーツサスペンションを標準装備したほか、連続可変ダンピングシステムを搭載した「ダイナミックボディコントロールサスペンション」もオプション設定されています。