経営危機に直面している米新興電気自動車（EV）のフィスカーは18日、6週間にわたり生産を停止すると発表した。 資金繰りが悪化しており、在庫の拡大を防ぐ。 同日に「大手自動車メーカーと提携交渉を進めている」とも表明し、経営破綻を回避するために注力していると訴えた。
フィスカーの6週間に渉る生産停止については、在庫を調整し、破産法の適用を申請する必要性を避けることが目的だという。
米規制当局への届け出によればフィスカーは先週、2026年償還の無担保転換社債で約840万ドル（約13億円）の利払いを履行しなかった。同社は債務返済の義務を果たせない可能性があり、「適用可能な破産法に基づく保護を申請せざるを得なくなる可能性がある」と警告した。
フィスカーでは「大手自動車メーカー」と投資や共同開発提携の可能性を今も交渉していると述べていた。この件に関し、ブルームバーグは今月、関係者情報に基づきフィスカーが日産自動車と交渉中だと報じている。
また、ロイター通信では、日産はフィスカーのトラック・プラットフォームに4億ドル（約600億円）余りを投資し、2026年から米国の組立工場の一つでフィスカーが計画しているピックアップトラックを生産する可能性があると先般伝えたばかりだ。まさにその先行きには暗雲が立ち込めている状況となっているようだ。
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【 Fisker Ocean : Sustainable All-Electric SUV の動画はこちら 】
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