◆近未来的な斬新ボディとシンプルな内装
二日続けて、今日も米国のスタートアップ、新興EVメーカーの話題です。
リヴィアンは2009年、アメリカ・カリフォルニア州に設立されたEVメーカーです。
2018年11月にピックアップトラック「R1T」と、3列シート7人乗りのSUV「R1S」をロサンゼルスオートショーで発表し、2021年にデリバリーを開始しました。今般、そのリヴィアンから新型「R2」が公開されました。2列シート5人乗りのミッドサイズSUVです。
デリバリー中の縦長ヘッドライトや横一文字のテールライトが特徴のシンプルかつ近未来的なデザインを採用した「R1S」のイメージを踏襲する一方で、ボディサイズはR1Sが全長5m超の大型であるのに対し、R2は4.7m程度の中型サイズのSUVで、ドライバーには取り回しの良いサイズ感となっています。
内包するインテリアは水平基調で、とてもシンプルです。物理スイッチを可能な限り排除し、大半の機能操作は大型タッチスクリーンが担います。
ステアリングスイッチにも触覚フィードバック機能付きのダイヤル式を採用しており、一般的なボタン型スイッチはひとつもありません。
パワートレインはシングルモーター(後輪駆動)、デュアルモーター、トリプルモーター(いずれも全輪駆動)の3種類。最もパワフルなトリプルモーターは停止から時速90マイル(約145km)まで、3秒以内に加速するとしています。
バッテリーは容量の異なる2種類があり、そのうち大容量タイプのモデルでは、一充電あたりの航続距離は300マイル(約482km)以上。急速充電は北米充電規格(NACS)とCCS(Combined Charging System)に対応。30分以内に10%から80%まで充電できるという。
今回発表された3モデルはいずれも新開発の中型車用プラットフォームを採用して、コストダウンを図っています。販売価格については、R1Sが7万4900ドル(約1090万円)からであるのに対し、R2は約4万5000ドル(約650万円)ということです。なお、デリバリーの開始は2026年前半が予定されています。
新興EVメーカーのリヴィアンはアマゾンやフォードが出資し、一時は「第二のテスラ」と目されていました。しかしコロナ禍もあって計画通りに進まず、さらに世界的なEV失速が叫ばれるようになり、株価はピーク時の10分の1程度まで落ちていました。そのようななかで発表された今回の3モデルは、社運をかけた量販モデルとなることでしょう。
さらに今後の動きについても発表があり、「R2」が一段落したあと、全長をさらに短くした「R3」を公開するという。コンパクトでショートなボディを採用する予定の「R3」は、全高を若干低く抑えたクロスオーバー車という位置づけになるようだ。なお、R3の高性能モデル「R3X」も計画中ということで、ますますその動向に注目が集まりそうだ。
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【 Meet the R2 | First Look at our Midsize SUV | Rivian の動画はこちら 】
https://www.youtube.com/watch?v=W6-IXVVvJZM
【 R2 in the Wild | Go Fast, Go Far, Go Anywhere | Rivian の動画はこちら 】
https://www.youtube.com/watch?v=XqKLpkU5I9k
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