かつてスウェーデンの自動車メーカーとして、ボルボと双璧をなした「SAAB」は日本にもファンが多かった。「ドライブマイカー」という映画でサーブのクルマが主人公の愛車として登場しています。登場シーンでは、ちょっとノスタルジックで懐かしかったですね。
よく「サーブ」のクルマは、「ダサい風貌や!」、「ブッサイクやなぁ!!」と揶揄されることも多かった。しかし、そんな地味なイメージのクルマは、格好付けない格好良さとして心惹かれる方も多く、航空機メーカーが作ったその走りに惚れ込む自動車好きの方もたくさんいらっしゃいました。
そんなの「SAAB」というブランド名が“今度こそ”復活する可能性が浮上している。
サーブは1947年に、航空機会社から独立して設立された自動車メーカーだ。2000年にはGMの完全子会社に、2010年には、オランダのスポーツカーメーカー、スパイカーカーズの傘下に入ったものの、翌2011年末に経営破綻。2012年にはナショナル・エレクトリック・ビークル・スウェーデン(NEVS)社に買収されEVメーカーとして再起をめざすものの、常に経営危機と復活を繰り返していた。そして2023年にはカナダの新興企業「EVエレクトラ」にEVプロジェクトを売却、現在に至っている。
EVエレクトラは、サーブ出身のエンジニアが開発した4ドアセダンタイプのEV『エミリーGT』を発表しているが、次なる一手としてサーブブランドを復活させる計画のようだ。NEVS社はサーブの代名詞ともいえるセダンの『9-3』をフラッグシップとして掲げていたが、EVエレクトラが描く新生サーブの第一弾モデルは電動クロスオーバーSUVだという。
パワートレインは、エミリーGTと共有。ミドルレンジの140kWh、トップレンジの175kWh大容量バッテリーを提供し、最大航続1000kmと予想される。トップレンジでは、トリプルモーターを積み、最高出力800ps程度を発揮するスーパーSUVとなりそうだ。
画像はプロデザイナーのグリモー・ジェルベックス氏の提供による新生サーブSUVの予想CGだ。いかにもコンセプトカー然としたスタイリングで、過去のモデル達との共通点は少ないが、航空機のキャノピーをイメージしたコックピットにサーブらしさを残している。巨大なタイヤ、ルーフキャリアは本格派のオフロードスタイル。絞り込まれたリアデザインは、これもブランドのルーツであるジェット機をイメージさせる。CGはあくまで非公式のものだが、期待せずにはいられない。
果たしてサーブは“今度こそ”復活なるか、その行方と顛末が注目されますね。
|
↑ ↑ ↑ eddie-k's eco_car blog ↑ ↑ ↑
【 NEVS Emily GT : SAAB's Secret EV With 600 Mile Range | Top Gear の動画はこちら 】
https://www.youtube.com/watch?v=-1VAkXNTR1Y
【 Presenting the All New Saab 9-5 SportCombi の動画はこちら 】
https://www.youtube.com/watch?v=dglwkIvuEmo
↑ ↑ ↑ 「フォロー」はこちら ↑ ↑ ↑
「仲間はずれ」を探す脳トレ
『答え』は敢えて表示しません。頑張って!