中学時代から娘はおおよそ宇宙に興味があるだろう…

とのことで、中高時代に様々な学外の天文・宇宙関連の講演会等に参加したことは、以前書きました。

 

・中高時代どう過ごしていたか (学外活動編)

 

 

この記事のなかで、「参加はしていないけれど私が探し出してきた講演会や合宿等はもっと沢山ある」と書きましたが…

 

私が探し出してきたなかには、宇宙とは全く関係ないものや、宇宙といっても天文学ではなく、物理学視点・素粒子、加速器や、工学視点・ロケット等もありました。

しかしながら、娘からは、そういうのは却下されました…驚き

 

中学時代には、D通大で工学分野の研究体験しましたが、娘は「工学には興味が湧かない」ということで、理学(理論)を志望することとなります。

 

 

 

 宇宙へのアプローチは様々

そう、「宇宙に興味がある」と一口に言っても、そのアプローチは様々なんですよね。

 

 

宇宙と聞いて真っ先に浮かぶのは…

・銀河団、ブラックホール、超新星等の理論や観測 (天文学)

・素粒子、宇宙論、原子核等の理論や実験 (物理学)

 

工学なら…

・ロケット開発、探査機、ローバー等 (工学部 航空宇宙・機械)

 

他にも…

・太陽系 地球や惑星の大気地震等の環境問題 (地球物理学)

・太陽系 地球や惑星の地質等 (地学/地惑)

・宇宙での生態生物を研究 (化学or生物学 アストロバイオロジー)

・宇宙食を研究 (栄養学)

・教育者として宇宙に関わりたい (教育学)

 

 

 

そういう諸々から、

興味がある分野の方向性が分かってきたとき、大学の進路選択で参考にしたのは、このHP↓です。

 

 

・アストロ部

*今でも最新情報を更新してくれているのが、有難いです。私が閲覧していた頃より情報が豊富になっています。

 

 

娘が興味がある分野は、

工学でも地学でもなく、天文学(宇宙物理学)でした。

 

そのなかでも、超新星爆発・ブラックホール・銀河 だったので、それが研究できる大学はどこか?というのを、上記HPで丹念に見ていました。

 

ここで娘の好きな分野と合致していると思った大学の研究室を見つけ、更に、その大学の研究室のHPへと飛び、本当にその情報が合っているのかじっくりと拝見します。

そして、その情報を娘と共有していました。

 

 

 

 大学・学部・志望分野を絞る

そうやって、好きな分野が明確になってくると、大学(学部)が絞りやすくなります。

娘のようにピンポイントだと、分かりやすい反面少なくなってしまいますが…驚き

 

 

最終的に、娘の希望に合致し、志望した大学は2校でした。

 

その詳細は、こちら↓から。

 

・大学受験(受験料)にかかった費用

 

 

娘は留学や英語を使って授業を受けたいという気持ちもあり、公立国際教養大学(秋田)やW稲田の国際教養学部を視野に入れたときもありました。

しかし、「物理学や天文学をしっかり学べる大学がいい」ということで却下となりました。

 

天文学は、実は想像以上に「ガチ中のガチの物理学」なんですよね。なので、物理学や数学を基礎からしっかりと学べる大学が良い、となりました。

 

 

 

 天文学・宇宙物理学なら

娘と同じ理学分野に興味があるだろう、という方が、もしいらっしゃいましたら、その方向けに、この大学(学部)を調べてみて欲しい、という大学一覧を参考までに明記してみました。

 

注:志望する研究室があるかどうかは、ご自身で研究室まで見てご検討ください。

 

 

■ 国公立大

・T京大学 進振→ 理学部 天文学科

・K都大学 理学部 進振→ 宇宙物理学科

・T北大学 理学部 物理系 進振→ 宇宙地球物理学科 天文学専攻

*上記3大学は「天文学教室」という天文学に特化した大学群。いずれも成績順で学科の振り分けがあるため要注意(進振に見合う成績を取る必要あり)

 

・N古屋大学 理学部 物理学科

・T波大学 理工学群  物理学類

・H島大学 理学部 物理学科

・東京T立大学 理学部 物理学科

 

 

■ 関東 私大

・R教大学 理学部 物理学科

・東京R科大学 理学部 物理学科

*国立大の院進を視野に入れて学んだほうが良い。

 

 

番外編 ★ 国立大  大学院

・S合研究大学院大学 天文科学 or 宇宙科学

*学部をもたない大学院があります。

 

 

私立大だと物理学で学ばない領域がある、と耳にしますが…

国立大であれば学ぶ深度は同じだと思うので、自分のレベルに合わせてしっかりと学べる大学を選べるといいですね。

 

 

大学院から他大学・大学院大学・海外大の研究室に進学する道もあるので、是非とも好きな分野に進んで欲しいと願っています。