好きなアーティストの曲をカバーして楽しむバンドの場合、バンドで合わせる前にはそれなりの準備が必要になります。
どの曲をやるか決まったら、CDなどの音源を用意しましょう。
このとき、メンバー全員が同じ曲かどうか、念のために確認したほうがいいですよ。
というのは、曲によってはバージョンがあるじゃないですか。
リミックスバージョンとか、ライブバージョンとか、ドラマ用の短めのサイズとか。
昔カセットテープだった頃、チューンがどっちなのか微妙なことがあり、スタジオで「せーの!」で音を出したら、半音ずれてたなんてこともありました。
今はそんなことはないと思いますが、曲のキーも事前に確認しておくといいですよ。
で、実際、どんなことを弾けばいいのかは、2通りあります。
ひとつは、バンドスコアを手に入れて、それを参考に練習していく。
もうひとつは、自分の耳で聞いて、楽譜などに書いていく。「耳コピ」とか「採譜(さいふ)」と呼ぶ方法です。
耳コピってどうやるの? についてはまた後日紹介しようかと思います。
耳コピした自分のパートをちゃんと楽譜に書く人もいれば、コードネームだけ書く人、まったく暗記してくる人、中には自分にしかわからないような記号や図でメモする人もいます。
まあ、ほかの人に見せるものでもないので、自分が見て理解できるように書いておけば大丈夫です。
ちなみにスタジオでは、普通のピアノのような丈夫な譜面立てはなく、不安定な譜面台しかないことが多いです。場合によってはキーボードのパネル面に置く感じで楽譜を使うことにもなるので、なるべくページ数は少なめにして、譜めくりなどないように。
それでは今日はこのへんで。
お読みくださりありがとうございました。