アバラ日記。 -14ページ目

終。

コノヨニハ

カミモホトケモ

モラルモリンリモ

アリハシナイ

カナシミモ

ナニモカモ

アリハシナイ




オシマイ

嵐。

私がひどく物騒な本を
ハッピーではない本を
読みたがる精神状態は
現実逃避以外にはない

それは仕事の昼下がり
呑む酒の味に似ている
旨い不味いではなくて
素面でいられないだけ

心も身体も酩酊をして
来たるべき嵐がそっと
過ぎ去ってくれたなら
やっと眠れるのだろう

怯え震えて眠ることも
歳月とともに堪えるね
いつかすべてを忘れて
眠るのは墓の中だけか

何本目かのビール瓶を
傾けたら壁時計の針が
逆回転をしているから
慌てて逆立ちした六月

窓。

窓に映る半分の月が
あきらめた右目にも
泣いている左目にも
どちらにも見えるよ

悲しみ尽くしたなら
夜の海に捨てるのさ
きっとまた同じ様に
繰り返されるけれど

そこにただひとつの
嘘が存在しないなら
何回だってやり直す
いつかまた笑えるさ

だからどうか永遠に
欺かないと約束して
バカげたことだとは
私も知ってるけれど