澁澤龍子・編、沢渡朔・写真
『澁澤龍彦 ドラコニア・ワールド』より①




石はいわば


永遠に時間に汚染されない


純潔な物質、超時間性あるいは 


無時間性のシンボルなのだ。


さればこそ、


永生と不死を求めた


エジプトのファラオは、


巨大な石のモニュメントの内部に


みずから葬られることを


望んだのであった。



(「時間のパラドックスについて」より。『思考の紋章学』所収)




〜澁澤龍彦〜





この著書には

貝や木の実、石など

澁澤氏が愛した「オブジェ」の写真も。 


澁澤龍彦は、

「海岸に行くと貝や流木や石などを

必ず拾って」帰り、

旅先では石屋に立ち寄ったそうです。


私も3月に鎌倉で石や貝を拾い、

石屋に立ち寄りました😁


写真は、由比ヶ浜で拾った石です。