『書物の王国6 鉱物』国書刊行会
日野啓三「石の花」より



「物質の深みに封じこめられている何かと、われわれの意識の奥に閉じこめられている何かとは、

もしかすると同じもの

かもしれない」


「わたしたちが石の花を育て

咲かせようとしていることは、 

そうすると、わたしたち自身の

なかの新しい何かを解き放つことでもあるのですね」





〜日野啓三「石の花」より〜




「石の花」は、

「石の花」=鉱物の結晶

子供のように愛し育てる夫婦の物語です。


写真は、柘榴石。

作中、夫人が好んだ石です。