サイブン:トホ3/ー29ー | ラテックスは妄想中

ラテックスは妄想中

暴走ギミな妄想をチラカスBananaです。
甘味世界を目指し オリジナル小説書いてます。
腐 要素 多くなってきちゃいました。苦手な方ご注意ください。

 

 

俯瞰視線で見てた限り

 

CFO秘書の言い分は

 

棚の中の配置を全体的に

 

女性でも取り出しやすい

 

位置で

 

道具も扱いやすい

 

重量で

 

見た目的にも圧迫感がなく

 

小綺麗に…

 

 

取り扱ってる材料が

 

天然素材で

 

ごつごつしてて重く

 

埃っぽいモノなのに

 

随分と無理難題

 

突きつけてくるなぁ…

 

 

若い男の立場で

 

つい

 

棚を眺め

 

CFO秘書の条件をクリアできる方法

 

脳内で試行していれば

 

 

「…それ 持ってみてよ」

 

若い男が

 

彼に言われ

 

棚前まで運んだ

 

小分けの粘土を

 

指さし

 

CFO秘書に受け取れと

 

指示するの 聞いて

 

すっと

 

腕を彼女の方に向ける

 

 

 

神子田さんにねちねちと絡んで

 

反論ばかり言ってたCFO秘書が

 

そこは素直に

 

こちらを向くから

 

運びやすさ重視で

 

ぞんざいに重ね持ってた袋

 

受け取りやすい様

 

持ち直すよりも早く

 

腕からひょいと

 

軽々と取り上げられ

 

 

背が高い彼女の

 

体格的有利さもあるが

 

つい

 

おっ…と

 

以外と腕力ある様子に

 

驚けば

 

「…皮素材のバック程度の重さだから」

 

 

女性には重い

 

そう 繰り返してたCFO秘書が

 

お洒落女性のアイテムである

 

バックの重量

 

引き合いに

 

CFO秘書の言い分を汲んだ…って

 

態で出したアイデアを披露し

 

しかも 持った感じもしっくり来たのか

 

 

 

「…いいわね」

 

そう一言感想言うと

 

しばらく

 

粘土の入った小分けの袋を

 

眺め

 

何か感じたのか

 

自分の腕に戻し

 

 

「あとはこの袋を

 

 袋じゃないモノに換えて…」

 

 

さっきから

 

この教室のディスプレイを

 

改装するかの注文の仕方に

 

…この人CFO秘書やってる人だよな?

 

 

自分の中の記憶に

 

少し自信が持てなくなりつつ

 

 

話の中には

 

入る事出来ず

 

運んできた袋手に

 

棚前のやり取りを

 

黙って見ていれば

 

 

「あなた

 

 ずっとそうしてる気?」

 

突然

 

CFO秘書の矛先が

 

こちらに向かって

 

彼らのディスカッションに

 

加わるきっかけ

 

投げられる

 

 

「この辺に運んでおきましょうか?」

 

多分邪魔にならないだろ

 

床上を仮置き場に

 

残りを運んで来る旨

 

伝えれば

 

「…会長は今どちらに?」

 

神子田さんが

 

自分達がここに居る

 

そもそもの原因

 

CFO秘書に思い出させる

 

口調で

 

配置換え作業から

 

新人スタッフの自分の方へと

 

話題を切り替えた

 

 

  つづく