August 29, 2012 Lions at Fighters - Game 110 | Peanuts & Crackerjack

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Dedicated to the Saitama Seibu Lions organization and its players, baseball itself, and those who want to know what counts most in a given situation you are in and to make right decisions in a confident manner everytime. May the 'dose of luck' be with you!




使用している用語についての詳細はこちら → 【 用語集 ( Acronyms, Abbreviations & Jargons ) 】


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★ Defense - starting pitcher ★

  今日の雄星さんのストライク率は約67.0%を記録、
  みごとほぼ2/3という非常に素晴らしい成績を残すことに成功しました。

  28度の打者との勝負を観ていっても、うち2ボールまでいったのがのべ11度(1ボールからの死球1を含む)で
  1ボール以内での勝負も約63.3%とあと一歩で2/3を記録する成績、

  今日は2ストライク以降の勝負が11度と全体のほぼ1/3に留まり
  また3球以内の勝負が16度と全体の半数を超え、また特に4球以内の勝負が22度と全体の3/4近くを占めるなど
  数多く初球や早いカウントから積極的に弾き返してきたファイターズ攻撃陣を相手にしても

  流石に3回には犠牲バントでアウトを1つ積み重ねるはずが
  一転打って出られ、0アウト1・3塁の非常に緊迫の局面を迎えた動揺もあって

  その後そのイニングが終わるまでに計2度、初球から2球続けてボールとなる
  苦しい勝負をある程度かさませていきますが

  それでも初球から2球続けてボールとなった勝負を結局は3度のみになんとかまとめつつ
  また何より初球ストライクを取った勝負を21度と2/3を超えてくるまで積み重ねていくことに成功、

  3ボールまでいった勝負をのべ3度のみ、そして何より四球を1個に抑えていき
  余計なボール球を、そして余計な出塁を極力防ぎ続けていくことに成功しましたから

  今日の雄星さんは全体として非常にうまく、
  ストライク・ゾーンの中で大胆に勝負し続けることに成功した
と高く評価できます。

  そんな今日の雄星さんの投球の詳細を振り返っていきますと

  今日も前回登板8/22 ホークス戦と同じように
  最速147km/h、平均141.5km/hと安定して140km/h台前半、時折140km/h台後半を計測してくる
  その自慢の速球を全体の半数以上と数多く利用していきながら

  投球の軸としてはいつも通りその速球に加えて数種類のスライダー系といった
  2つの勝負球に置きそれらを数多く駆使していき、

  加えて速球とおおよそ20~25km/hほどの球速差を誇る
  スライダー系とも分類できるカーヴ、スラーヴ
  全体の約17%ほどと数多く織り交ぜ非常に効果的に緩急を駆使してくると共に

  また今日は特に4回2アウトの陽選手の打席以降顕著に数多く、また効果的に
  スプリッターやそしてチェンジアップを右打者の低めへと鋭く沈ませていき

  いよいよこの終盤のまず初めの天王山に満を持して
  その“3つ目の勝負球”を解禁しある程度数多く駆使してくるとともに

  今後ますますその制球および精度を磨いていきながら確立し、
  安定して数多く駆使していくことも大きく期待できる
投球を展開、

  今日奪ったアウト全24個のうち犠打1・併殺打によるもの1を除いた計22個の内訳を観ていきますと
  外野手の処理したフライアウトが計7個とある程度かさんでいくものの

  それでも加えてポップアウト2、三振4(プラス暴投でアウトを奪えなかった三振1)、
  そして何よりグラウンドアウト9個

  全体としては三振やそしてグラウンドアウトを数多く奪いながらアウトを積み重ね
  順調にどんどんとイニングを消化していく本格派投手の、それも
  特に本格派グラウンドアウト投手の素晴らしい投球を1ゲームを通じて魅せ続けてくれ

  結果8イニングを投げて投球数106(1イニング平均約13.3球)に見事に抑えると共に
  奪われた出塁も四死球2個に加えわずかに単打3本のみで計5個に抑えることに成功、

  もちろん7回に陽選手の大飛球をフェンスにぶつかりながらうまくジャンプし
  身体をめいいっぱいに伸ばしてみごと捕球することに成功した熊代さんを初めとした
  
  ある程度数多く飛んできたフライボールを着実に処理しつづけた外野守備陣、

  そしてそれ以上に数多く転がってきたグラウンドボールを
  これもまた全体として一つひとつ着実に処理し続けた内野守備陣といった

  ライオンズ野手守備陣の全体として素晴らしい、また確実なフィールディングの数々に、

  また降板後の3つのアウトを安定して奪っていきライオンズの勝利を確定させた涌井さんといった
  ライオンズ・リリーフ陣の素晴らしい投球の数々に大きく感謝しながらも

  失点・自責点共に1のみに抑え、みごとQSを優にクリアしてくる
  抜群に素晴らしい成績を残すことに成功
しました。

  スプリッターを初めとした3つ目の勝負球がある程度確立され
  数多く駆使されていった今日の雄星さんの投球
ではありましたが

  それでも彼がまずは速球と数種類のスライダー系という2つの勝負球を
  投球の軸としていく中でその3つ目の勝負球をまだまだ磨いていく必要があると言えますから

  今後も変わらずに、安定して先発投手としてしごとをこなし結果を残していくためには

  ① 特に速球について、右打者の内角を厳しくえぐる制球と大胆さとを魅せること

  ② 特に速球以外の球種について、低めの制球を徹底すること


  この2点は変わらずに雄星さんの投球にとって
  非常に重要なポイントであり続けると言え

  今日の投球におけるその2つのポイントを順に振り返っていきますと

  まずは①の右打者に投じた速球47球のうち真ん中~内角以内へと到達したのが27球(全体の約57.4%)
  内角以内を厳しくえぐったものが計17球で全体の36.1%と1/3を超えてくる結果を残しましたから

  全体として数多く、恐れず右打者の内角を大胆に厳しくえぐることに成功したと言え

  また②についても速球以外の球種、全51球のうち
  低め以低に到達したのが33球と全体の2/3近くを占めると共に

  高め以高に到達したものは10球にまずまずうまく抑えていくなど
  今日も抜群の低めへの制球を安定して誇っていたと言え

  実際今日も速球以外の球種については単打1本のみ
  今日の三振5個すべてを奪うと共に凡打8(プラス失策1)を奪っていくという
  抜群の成績を残すことに成功しました。

  この2点、特に低めへの抜群の制球を安定して、継続して誇っているだけでも
  雄星さんの特に先発投手としての抜群の安定感、そして素晴らしさが際立つ
と言っていいのですが

  加えていよいよ3つ目の勝負球であるスプリッター(もしくはチェンジアップ)が確立され
  数多く効果的に駆使していくことが安定して可能になっていくならば

  今日のゲーム開始前時点で打者対戦成績は.289/.335/.409(被打率/被出塁率/被長打率)であったものが
  ゲーム終了後時点では.263/.312/.366とある程度大きく良化させていったように、

  また特にそのうち右打者の対戦成績を観てもゲーム開始前時点では.287/.336/.370だったものが
  ゲーム終了後時点では.254/.307/.323とこちらは大きく良化させていったように、

  今後もその打者との対戦成績を、対右打者を中心として
  継続して非常に優秀な成績へと向かって徐々に徐々に良化させ続けていく
ことが
  大きく期待できます。

  そうやって右打者の対戦成績を徐々にうまく良化させていきながら

  今日は全6度の対戦だけ(うち犠打1、単打1、凡打4)でしたから
  ゲーム開始前時点で.294/.333/.490だったものから終了後には.286/.322/.464

  今日は多少良化させるだけにとどまった左打者との対戦成績も
  徐々に徐々に良化させていってほしい
と思います。

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★ Offense ★

  今日のライオンズ攻撃陣は得点圏にランナーを置いての打席はわずかに計3度のみにとどまり
  その内訳は 2-3 で得点圏に残塁2・得点0という成績、

  また今日は7安打・0四死球で奪った出塁は計7、野手選択による出塁1を加えた
  その全8人のランナーの行方は残塁3に加え二塁封殺2(うち併殺打によるもの1)で得点3という結果でした。

  今日は全4打席で計18球を費やさせながら三振2の一方で本塁打1で2打点を稼ぎながら
  計1度の出塁を奪うことに成功した剛也さんの素晴らしさが際立つ程度で

  攻撃陣全体の打席全33個のうち計8度とほぼ1/4の打席で5球以上を費やさせるに留まりつつ
  そこで単打1のみ四死球0で三振4個を奪われていきながら

  ファイターズ先発、多田野投手に対し
  6イニングでなんと計57球(1イニング平均約9.5球)を費やさせるにとどまると共に

  ファイターズ投手陣全体に対しても
  9イニングで計109球(1イニング平均約12.1球)を費やさせるに留まる非常に物足りない成績を残し

  また奪った出塁も四死球0個をはじめ計7個に留まるこちらも物足りない成績、

  それでも7回には相手の失策に加えて

  秋山さんの放った、今シーズン12本目の二塁打1本や
  剛也さんの今シーズン第21号の2ラン本塁打といった
  
  ライオンズ攻撃陣本来の魅力である長打についても複数魅せることに成功し

  結果残塁3ながらも得点3という
  非常に効率的な攻撃を魅せることに成功したため

  今日の勝利はもちろん、雄星さんを初めとしたライオンズ投手陣およびディフェンスに
  大きく感謝する必要がある
ことは間違いないといっていいものの

  それでも得点3を積み重ねましたから今日は全体としてギリギリ合格点ではありますが
  そのしごとをなんとかこなすことに成功した
と評価することのできるライオンズ攻撃陣でした。

  今後もこれまでと何ら変わることなく、また今日のような効率的な攻撃に頼り過ぎることなく

  残塁を恐れずにまずは数多く忍耐強く闘い続ける打席を創り出し続けていきながら
  初球から積極的に狙い球を絞って鋭く弾き返していく中で効果的に織り交ぜ続けていき
  
  出塁をひとつひとつ奪い続け、積み重ね続けていくことだけに最大限・最優先に集中し続けていき
  その上で得点をスコアボードに一点一点、記録し続けていってほしいと思います。

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