August 28, 2012 Lions at Fighters - Game 109 | Peanuts & Crackerjack

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Dedicated to the Saitama Seibu Lions organization and its players, baseball itself, and those who want to know what counts most in a given situation you are in and to make right decisions in a confident manner everytime. May the 'dose of luck' be with you!




使用している用語についての詳細はこちら → 【 用語集 ( Acronyms, Abbreviations & Jargons ) 】


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★ Defense - starting pitcher ★

  今日の岸さんのストライク率は約60.8%を記録、
  残念ながら2/3を下回ってくる成績に留まりました。

  28度の打者との勝負を観ていっても、うち2ボールまでいったのがのべ14度で
  1ボール以内での勝負もちょうど50%と2/3を大きく下回ってくる成績、

  初球ストライクを取った勝負を13度とあと一歩で半数を数えるまで積み重ねるものの
  何より初球から2球続けてボールとなった勝負が実に6度と全体の1/4近くにのぼるなど

  今日は特に序盤を中心に速球がその利き手側に大きく変化したり
  またスライダーやチェンジアップなどの球種が高めに浮いたりする場面が目立つなど
  その制球に苦しんでいたと言え

  3ボールまでいった勝負をのべ7度、そして何より四球を4個と残念ながらかさませてしまっていき、
  余計なボール球を、そして余計な出塁をある程度数多くかさませていきましたから

  今日の岸さんは残念ながら全体としてうまく、
  ストライク・ゾーンの中で大胆に勝負し続けることに失敗した
と評価できます。

  そんな今日の岸さんの投球詳細を振り返っていきますと
  今日は特に4回以降顕著でしたが、

  最高145km/h・平均140.8km/hと
  安定して140km/h近辺および140km/h台前半を計測
してくる
  その自慢の速球を実に全体の58%ほどと6割近く利用していきながら

  投球の軸としてはいつも通りその速球に加え恐らく2種類のカーヴ、そしてチェンジアップといった
  岸さん自慢の3つの勝負球に置き、それらを数多く自由自在に駆使しつつ

  加えて時折右打者の主に外角へスライダーを交える投球を展開、

  今日奪ったアウト全21個のうち犠打2・併殺打によるもの1を除く計18個の内訳を観ていきますと
  なんと外野手の処理したフライアウトを0個に抑えつつポップアウト3、

  そしてグラウンドアウト7個に加え三振8個
  特にほぼ1イニング平均1個と数多くの三振を奪いながら
  順調にアウトを積み重ね、どんどんとイニングを消化していく

  本格派投手の、それも本格派エースの素晴らしい投球を
  1ゲームを通じて魅せ続けてくれ

  結果7イニングを投げて投球数120(1イニング平均約17.1球)と若干球数はかさむものの
  それでも奪われた出塁は四死球4個は反省すべきですが
  加えて単打2・二塁打2で計8個に何とかまとめていくことに成功、

  もちろん数多く転がってきたグラウンドボールを安定して着実に処理し続け
  一つひとつアウトを積み重ねていった内野野手守備陣をはじめとした
  ライオンズ野手守備陣の素晴らしいフィールディングの数々に、

  また降板後に残った6つのアウトを1つひとつ着実に奪っていき
  みごとライオンズの勝利を確定させた長田さん、涌井さんといった
  ライオンズ・リリーフ陣の全体として素晴らしい投球の数々に大きく感謝しながらも

  失点・自責点共に2のみにまとめていき、みごとQSをくりあしてくる
  素晴らしい成績を残すことに成功
しました。

  今日は上述の通り序盤を中心に速球以外の球種が高めに浮いてくると共に
  その速球も利き手側へ回転してしまうなど制球に苦しみ


  特に2回の先頭打者、中田選手にその制球が思い通りにならず
  甘く入ってきた速球を強くたたかれ二塁打を浴びてからは

  その投球に多少自信を失いゾーンの隅をかすめるかのような過剰な制球
  様々に変化する球種のコンビネーションでなんとかかわし乗り切ろうといった
  逃げの投球
が顔をのぞかせるものの

  それでも4回以降その速球を大胆にかつ厳しく、打者の内角をえぐりながら攻めつつ
  非常に数多く、力強く駆使していく投球へと大きく修正
してくることに成功、

  今日奪った三振8個のうち、4回以降に7個とその大半を奪っていくと共に
  そのうち4回のHoffpauir選手から奪った三振1個を除いた計6個までが速球で奪ったものであり
  それも4個までが打者の内角を厳しくえぐったものであったという成績が、

  そして4回以降四球2個は奪われるものの安打は0
  安定して順調にどんどんとアウトを積み重ねていったという成績が

  4回以降の岸さんのその自慢の速球が非常に効果的になっていくにつれ
  その他の球種たちもその素晴らしさを一段と魅せていくようになったことを雄弁に物語ってくれ

  もう言うまでもなく当たり前のことですが、
  やはり岸さんの投球の最大の武器は、そして最大のポイントは、
  カーヴやチェンジアップ、スライダーといった球種ではなく

  その日の最高の精度と制球とを誇る速球を恐れずに、腕をめいっぱい振って
  数多くゾーンに厳しく、そして大胆に駆使していくことである
ということを

  改めて証明してくれた今日の登板となりました。

  今後もその速球がなかなか思い通りに操れずに
  多少、複数の長打を初めとした痛打を浴びたとしても

  それでもその速球を数多くゾーン内に大胆に駆使していくことなくしては
  岸さんの素晴らしい投球、そして先発投手としてのしごとはまずこなせないのですから

  今日のように恐れずに数多くその速球を駆使していく中で徐々に徐々に修正していき
  今後は更に余計な出塁を防いでいきながら数多くのグラウンドアウトやそして何より三振を奪い

  最少失点に勝止めつつ一つひとつアウトを積み重ね、イニングを順調にどんどんと消化していく
  先発投手としてのしごとを安定してこなし続けていってほしいと思います。

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★ Offense ★

  今日のライオンズ攻撃陣は得点圏にランナーを置いての打席は計9度、
  その内訳は 5-8(うち本塁打1・三振1)、四球1で得点圏に残塁3・得点6という成績、

  また今日は8安打・3四死球で奪った出塁は計11、野手選択による出塁1を加えた
  その全12人のランナーの行方は残塁5に加え二塁封殺1で得点6という結果でした。

  今日は残念ながら出塁を奪うことには失敗するものの
  全2打席で計13球を費やさせることに成功した熊代さんや

  全4打席で計16球を費やさせながら四球1・単打1で
  計2度の出塁を奪うことに成功した坂田さんなどを中心に

  攻撃陣全体の打席全38個のうち計14度の打席で5球以上を費やさせていき
  そこで三振6個を奪われながらも単打2・四球2を奪いつつ

  外野手の処理したフライアウトが序盤から非常にかさみ続けていくなど
  ある程度危険な、不安定な投球を継続していたファイターズ先発、武田投手に対し

  4回以降はおそらく低めに沈む投球は捨てろ、くらいの指示があったのか
  低めの投球を数多く見逃しつつ打席で数多く忍耐強く闘い続け

  こらえきれずに真ん中~高めへ投じてきた投球を
  しっかりと狙い、弾き返してくる戦術がある程度功を奏し
  5 2/3イニングで計93球(1イニング平均約16.4球)を費やさせるとともに

  ファイターズ投手陣全体に対しても9イニングで計147球(1イニング平均約16.3球)を費やさせる
  まずまず合格点の成績を残し

  また奪った出塁も四死球3個をはじめ計11個
  まずまず合格点の素晴らしい成績を残すことに成功、

  加えて浅村さんの放った、今シーズン13本目の二塁打1本や
  6回に代打で登場した高山さんの今シーズン第1号の3ラン本塁打といった
  
  ライオンズ攻撃陣本来の魅力である長打についても複数魅せることに成功しましたから

  結果残塁5に加え得点も6を数えるという
  ある程度効率的な攻撃をも魅せることに成功、

  今日は全体として非常にうまく、
  そのしごとをこなすことに成功した
と高く評価することのできるライオンズ攻撃陣でした。

  今後もこれまでと何ら変わることなく、また今日のような効率的な攻撃に頼り過ぎることなく

  残塁を恐れずにまずは数多く忍耐強く闘い続ける打席を創り出し続けていきながら
  初球から積極的に狙い球を絞って鋭く弾き返していく中で効果的に織り交ぜ続けていき
  
  出塁をひとつひとつ奪い続け、積み重ね続けていくことだけに最大限・最優先に集中し続けていき
  その上で得点をスコアボードに一点一点、記録し続けていってほしいと思います。

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