August 15, 2012 Lions at Buffaloes - Game 98 | Peanuts & Crackerjack

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Dedicated to the Saitama Seibu Lions organization and its players, baseball itself, and those who want to know what counts most in a given situation you are in and to make right decisions in a confident manner everytime. May the 'dose of luck' be with you!




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★ Defense - starting pitcher ★

  今日の雄星さんのストライク率は約68.8%を記録、
  2/3を超えてくる非常に素晴らしい成績を残すことに成功しました。

  32度の打者との勝負を観ていっても、うち2ボールまでいったのがのべ10度、
  そして3ボールまでいった勝負をのべ3度のみ、そして何より四球1個のみに抑え
  1ボール以内での勝負も約68.8%と2/3を超えてくる素晴らしい成績、 

  今日は初回の先頭打者、Scales選手にストライクが入らず4球で四球を奪われるなど
  時折制球を大きく乱す苦しい勝負が散見されるものの

  それでも初球から2球続けてボール球になる勝負を3度にまとめ
  初球ストライクを取った勝負も16度と何とか1/2にまとめていきつつ

  奪われた余計な出塁もわずかに四球1個のみに抑えることに成功しましたから

  今日の雄星さんは全体として非常にうまく、
  ストライク・ゾーンの中で大胆に勝負し続けることに成功した
と高く評価できます。

  そんな今日の雄星さんの投球の詳細を見ていきますと

  前回登板の8/8 マリーンズ戦での登板時もそうでしたが

  そこまで安定して140km/h台前半を計測し時折140km/h台後半を計測することもあった
  その自慢の速球が今日は平均球速137.1km/h、最高143km/hを計測するに留まるなど
  その速球の球速を中心とした精度がある程度ハッキリと低下していることは課題として残りますが

  それでもその速球を全体の半数を超えてくるほど数多く駆使していきながら

  投球の軸としては、今日の雄星さんはまるで一久さんが投げているかのように
  その速球と数種類のスライダー系、つまり、恐らくではありますが4種類

   カーヴと同じく110km/h台前半から中盤を計測してくる
    “スラーヴ”と呼ばれる、ふわりと大きく曲がり落ちる遅いスライダー

   110km/h台後半~120km/hあたりを計測してくる
    垂直方向に鋭く沈む、縦スライダー

   120km/h台前半~中盤を計測してくる、
    最も一般的な、横に滑るスライダー

   120km/h台後半~130km/hあたりを計測してくる
    カッターとして分類されることもある、速いスライダー

  といった2つの勝負球に置き、それらを右打者・左打者問わず
  数多く、まんべんなく自由自在に駆使していきながら

  加えて時折速球と20~30km/h程の球速差を誇るブレーキの効いたカーヴを織り交ぜ
  上で挙げたスラーヴと共に緩急を効果的に駆使すると共に

  また時折スプリッターを右打者の外角へと沈ませていき
  将来の“3つ目の勝負球”確立に向けての挑戦も魅せつつ利用する投球を展開、

  今日奪ったアウト全20個のうち犠打2個を除いた計18個の内訳を見ていきますと
  外野手の処理したフライアウトを4個にまとめていきながらポップアウト1、ラインアウト1、

  加えてグラウンドアウト4個に加え三振実に8個
  今日は特に上で挙げた②つ目の縦スライダーが非常に効果的であったこともあり

  三振を数多く奪っていきながらアウトを重ね、イニングをどんどんと消化していく
  まさに往年の(今でも時折その投球スタイルを魅せてくれますが)一久さんを彷彿とさせる
  本格派エースの投球を1ゲームを通じて継続、

  ただし結果として6 2/3イニングを投げて投球数125(1イニング平均約18.8球)と投球数がかさむと共に
  奪われた出塁も四球1は優秀ですが加えて単打7・二塁打3で計11個はかなりかさんだといってよく

  もちろん不運な安打や剛也さんの失策などの要素もあったものの
  それでも数多くの走者で塁上を、得点圏を賑わしての苦しい勝負が絶えず続いていく中ですが

  初回から3点の援護点を奪い、その後も4回までに一挙9点を奪うなど
  数多くの援護点を序盤から奪い続けてくれた攻撃陣

  残した走者1人を何とか残塁させることに成功した十亀さんを始めとした
  ライオンズ・リリーフ陣の全体として素晴らしい投球の数々に大きく感謝しながらも

  失点3・自責点2のみにまとめQSをみごとクリアしてくる
  素晴らしい成績を残すことに成功
します。

  今日の雄星さんの苦しい投球の大きな要因として考えられるのは上述の通り、

  7/1 ファイターズ戦平均143.2km/h7/8 イーグルス戦平均142.2km/h
  救援登板ではありますが4イニングを投げた7/15 バファローズ戦平均144.3km/h、そして
  7/26 マリーンズ戦平均143.6km/hを記録してきたその自慢の速球が

  前回 8/8 マリーンズ戦では平均138.6km/h、今日は平均137.1km/hを計測するに留まるなど
  前回登板時は屋外球場ということもあり結論づけることなく推移を見守るにとどめましたが

  おそらく疲労などの要因でその球速を中心とした精度を低下させていることにあります。

  それは特に右打者に対して投じた速球計49球のうち真ん中~内角へ計29球、
  約6割ほどと数多く駆使し大胆に数多く
右打者の内角へと投げ続けていくものの

  もちろん厳しくえぐった内角へと到達した速球計18球では四球1個を奪われつつも
  凡打2・見逃し三振2を奪うと共に空振り1・ファウル3・見逃し6(三振2含む)という
  素晴らしい成績を残すことに成功するものの

  真ん中へと到達したある程度“甘い”速球11球については
  外野手の処理したある程度鋭い、飛距離の長いフライアウトを3個に加え
  単打1、そして二塁打2個を奪われるという

  一歩間違えれば非常に危険な投球に如実にあらわれることとなりました。

  ただ、そんな中でも現在の雄星さんの、速球とスライダー系という
  2つの勝負球を投球の軸
としていく中で安定して先発投手としてしごとをこなし、
  結果を残していくためのもう1つのポイントである

  特に速球以外の球種について、低めの制球を徹底すること

  というミッションについては、速球以外の球種計61球のうち
  ゾーンの低め以下に到達したものを計43球と実に7割を超えてくると共に
  またゾーンの高め以上に到達したものもなんと計3球のみに留めていきましたから

  今日は速球以外の球種について、抜群の低めへの制球を誇っていたといってよく
  この低めへの抜群の制球が、数多く安打を浴び塁上に走者を賑わせながらも

  それでも失点3におさめながら7回途中までイニングを消化し続けることに成功した
  大きな要因
となったと言っていいでしょう。

  安定して低めへの制球を継続していきながら
  加えてその投球レパートリーに数種類のスライダー系を加えることで
  一久さんと同じように数多くの三振を奪っていくことも今後も期待できる雄星さん、

  これからは9月~10月の最終盤戦に向けてうまく疲労と付き合い、抜いていきつつ
  その速球の球速を中心とした精度をまた安定して140km/h台前半を計測してくるまでに
  徐々に徐々に、復活させて
いき

  その素晴らしい速球と数種類の素晴らしいスライダー系といった2つの勝負球投球の軸
  数多くのグラウンドアウトやそして三振を奪っていく本格派投手の投球を魅せ続け

  安定して最少失点にまとめ続けながら順調にどんどんとできるだけ長いイニングを消化していく
  先発投手としての最大の、そして最優先のしごとをこなし続けていってほしいと思います。

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★ Offense ★

  今日のライオンズ攻撃陣は得点圏にランナーを置いての打席は計13度、
  その内訳は 5-10(うち三塁打1)、四球2・犠打1で得点圏に残塁2・得点8という成績、

  また今日は11安打・3四球で奪った出塁は14、その全14人のランナーの行方は
  残塁3、併殺打による二塁封殺1・一二塁間狭殺1で得点9という結果でした。

  今日は全4打席で計21球を費やさせながら三振1の一方で単打1で
  打点1を稼ぎながら計1度の出塁を奪うことに成功した熊代さんや

  全4打席で費やさせた球数は計9球に留まるものの
  四球1・単打1・二塁打1で計3度出塁することに成功したOrtizさん、

  そして同じように全4打席で費やさせた球数は計11球に留まるものの
  四球1・単打1・本塁打1で打点3を稼ぎながら計3度の出塁を奪うことに成功したナカジさんなどを中心に

  攻撃陣全体の打席全39個のうち計13度の打席で5球以上を費やさせていき
  そこで三振3個の一方で単打2・三塁打1を奪っていきながら

  バファローズ先発、井川投手に対し3イニングで計71球(1イニング平均23.7球)を費やさせる
  非常に素晴らしい成績を残し早々に降板に追い込むと共に

  その後はなかなか出塁を奪っていけない苦しいイニングが続いていくものの
  バファローズ投手陣全体に対しても9イニングで138球(1イニング平均15.3球)を費やさせる
  こちらもなんとかまずまず合格点の素晴らしい成績を残し

  奪った出塁も四球3個に加え計14個を積み重ねていく
  こちらも素晴らしい成績を残すことに成功、

  加えてOrtizさんの二塁打1本や初回に満塁の走者を一掃し
  先制点3点を叩き出すことに成功した今シーズン2本目のエスティさんの三塁打1本、
  
  そしてナカジさんの今シーズン第12号のソロ本塁打といった
  
  ライオンズ攻撃陣本来の魅力である長打をも数多く魅せていき

  今日はストライクを取るのに四苦八苦すする井川投手に対し
  1回・4回にそれぞれ四球や長打などを織り交ぜ一気に大量得点を奪ったこともあり

  残塁3に留まりながらも実に得点9を奪う
  非常に効率的な攻撃をも魅せることに成功しましたから

  今日は全体としてうまく、そのしごとをこなすことに成功した
  高く評価することのできるライオンズ攻撃陣でした。

  今日は大量得点を奪ったあと、なかなか順調に出塁を奪えず
  最終的には大量得点差をつけながらも奪った出塁数はバファローズに逆転されましたから

  明日も、そして今後もこれまでと何ら変わることなく、効率的な攻撃に頼り過ぎることなく

  残塁を恐れずにまずは数多く忍耐強く闘い続ける打席を創り出し続けていきながら
  初球から積極的に狙い球を絞って鋭く弾き返していく中で効果的に織り交ぜ続け
  
  出塁をひとつひとつ奪い続け、積み重ね続けていき
  その上で得点をスコアボードに一点一点、記録し続けていってほしいと思います。

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