★Tips 1 : 今日の西口さん、ストライク率は約61.5%、2/3を大きく下回るものでした。
23度の打者との勝負のうち2ボールまでいったのがのべ11度、
3ボールまでいったのがのべ4度、そして四球2で1ボール以内での勝負が約52.2%。
今日も西口さんは前回登板ゲームのレヴューでまとめたとおりの
速球系、スライダー、チェンジアップをそれぞれ球速を変えて数種類ずつ、
そして今日はフォークをある程度多く交える(おかげで三振が5と少々増えました)投球で
微妙な打ち損じを誘発させ数多くのフライアウト(7個)を奪いながら
球数をある程度多くかけながらもイニングを消化していくという
まさにこれぞベテラン“技巧派投手”という投球を魅せ続け
5.1イニングを投げて96球、自責点1と
球数はやはりかさむため残念ながらQSクリアとまではいかないものの
救援陣の投球や野手陣の守備の助けを借りながら
素晴らしい成績を残すことに成功しました。
さあ、このように安定して西口さんが“技巧派投手”としてのスタイルを確立し
その“技巧派”スタイルで素晴らしい投球を魅せてくれたゲームで
ライオンズとしてそのゲームの勝利を今後も数多くもぎ取っていくためには
やはり更なる救援陣の整備がほんとうに重要になってきます。
今日のように今シーズン今後ずっと、また来シーズン以降も
ミンチェさんやその時々で圧倒的な成績を残すリリーフ投手を
2イニングなど長いイニング、続けて投げさせるわけにもいかない。
このあたり、長年にわたりライオンズに貢献し続けた
西口さんの200勝を、これからの1つ1つの勝利を援護していくということを
非常に大きな契機として、そしてまたとない変革のチャンスとして
ライオンズ首脳陣が今後どのように若い投手たちを割り振っていくか、
そして編成陣がどんなスタイルの投手をトレードや補強で獲得していくか、
その変化に是非注目したいところですね。
★Tips 2 : 今日のライオンズ攻撃陣は得点圏にランナーを置いての打席は計11度、
その内訳は 2-10(うち三振2・併殺打1)、四球1で得点圏に残塁6、得点2。
今日は8安打・4四球で出塁は12、野手選択による出塁1をあわせた
その全13人のランナーの行方は残塁9、二塁封殺2(うち併殺打によるもの1)で
得点2という結果でした。
昨日のゲームと残塁数9はまったく同じでその数をどれだけ出塁数が上回ったか、
つまりは昨日と今日の出塁数の差がそのまま得点差へ反映されているのですから
明日もライオンズ攻撃陣の目標とすべきことは明確で
予告先発の寺原投手をはじめとするバファローズ投手陣から
とにかく数多くの出塁を奪っていくことに最優先で集中していってほしいですね。