イザベル・シアラヴォラ

前回の続き。

イザベル・シアラヴォラがバランシンのシンフォニー・イン・Cのリハーサルをしている動画です。


動画4。

アン・バーからアン・オーにいく瞬間に背骨がわずかに前に行くのがわかりますか?

腕を上げると背中は前に入ります。


アームスの位置によって背骨の位置が変わります、変わって良いのです。

軸の揺れです。

それがバレエの正しい基礎です。


みぞおちが固いと、このように背骨が動きません。


ロボットのように固く上半身をホールドしたまま腕だけを上げ下げするのはおかしいのです。


動画5。

初めのシーン。

完璧な背骨から足までのラインのしなりがあります。 

日本人がやるとちゃんとしならないんです。

男性に持ち上げられても、プランクしたまんまみたいな感じになってしまう人もいます。


その後のブレ。

ブレも、日本人は足首折って足首だけで移動します。

前脛骨筋(スネの筋肉)で「フレックス、伸ばす、フレックス、伸ばす」みたいな感じで。

イザベル・シアラヴォラの足首は全然動いてません。

足首は「くの字」になりません。