今回はドイツのバレエ団でソリストだったというNadege Hottierの動画です。


Nadege Hottier

 井戸水を汲み上げるようにパッセ

パッセの足が上がる時に手が下がります。


これは、パッセの足が上がっていく時に、軸足が長くなって下に伸びていくことを手で表現しています。

滑車みたいな感じです。

井戸水を汲み上げる時と同じです。

物理的に本当にそれが起きています。
そういうような感じではなくて、本当にそれなんです。

 足先の払い

次に足先を見てください。
ホウキで掃き掃除をする時の払いみたいです。

土踏まずギュッ!ではありません。
「払い」、「舐め」です。 
筆みたいです。
これがバレエの正解です、土踏まずギュッ!ではありません。

 深いクロス

そして、かなりクロスに入ります。
私は「こんなにクロスにしては駄目だよ」と教わりました。
でも、クロスに入るのが普通なんです、脚がしなっていれば。

 骨盤の剥がれ

そして、何度も骨盤に右手を当てます。
これは「骨盤の剥がれ」を感じています。

床が踏めてる人には、骨盤からどんどん肉が剥がれてくる感じが絶対にあります。
踏むことで、どんどん剥がれていきます。
骨盤から本当に剥がれていく感じがします。

本当に医療行為みたいな感じですごくメリメリ剥がれてる感じがします。
肉が骨盤から剥がれていく感じ、もしくは骨盤周りの関節が全部が1個1個に隙間が開いていくような感覚です。

欧米人の床の踏み方。