続き。


トレーナーの北、以下K

ある程度いろんな先生に習った方が良いのかね?

優子、以下Y
うん、そうかもね。
いろんな先生にどうせ習うんだったら、本当にいろんな先生に習った方がいいですよ。

生徒のAさん、以下A
1人を正しいと思い込まずに、みたいな。

Y
もう、すべての先生を全制覇するくらい教われば偏りが無くなるから。
結局自分で探し出すしかないじゃないですか、自分に合う先生って。
でも、本もそうだけど、よく育児書とかで、育児書は読まない方が良いよとか言われるんですよ。
育児書をなんかもういっぱい読んでる人って何が正しいのかわからなくなってノイローゼになるって。
私は多分それは、せいぜい読んで3冊とか5冊で終わっちゃった人なんじゃないのかなと思う。
もう100冊ぐらい読めば、な〜んだ、人それぞれじゃんってなるじゃないですか(笑)

3冊とか5冊の中から選ぼうとするから「このなかでどれが正しいんだろう?どれもできない!」みたいな感じになるじゃないですか。
でも、ぜ〜んぶ読んだら結局色々じゃん(笑)ってなって、じゃあなんでもいいんじゃんってなる(笑)

だからこそ、色んな先生を受けるんだったら、もう考え方自体を固定させないっていう意味で、いっ〜ぱい受けてみた方がいいと思う。

A
うん、そうですね。

Y
そしたら、考え方が偏らないから。
結局は自分で考えるようになるじゃないですか。
結局、自分で決めないと駄目なんですよね。

A
うん、そうですね。

Y
そうやって決めたものって、割と本当に自分に合ってるかもしれないじゃないですか。

A
そうですね。

Y
それか、期間を決めて受ける。
私はそのパターンでしたけどね。
一応、この先生ちょっと違うような気がするって思っても、 信じるところから始めないと何も始まらないじゃないですか。
それは違うような気がするって思っても、まず信じるところから始めて、半年くらい習うじゃないですか。

A
うんうん。

Y
それで、その先生の言ってることは大体わかった。
上辺だけだとわからないじゃないですか、本当に正しいのかどうなのかっていうのは。
よっぽど多分頭がいい人なら、すぐにわかるのかもしれないけど。
だけど、私はわからなかったから、とりあえず半年くらい受けて、で、じっくり考えて。
この先生は違うなって(笑)思って。

A
うんうん。

Y
信じるところから始めて、じっくりその人のことをわかった。その先生がどう考えているのかもわかった。はい、じゃあ次の先生(笑)
で、また別の先生のレッスンを受けて、良いような気がするけど、違うかもしれないなって感じで、で、半年くらい経ってやっぱり違うなって(笑)
そうだね〜、半年くらい。
半年から1年ぐらいレッスン通ってみて、そしたらもう大体その先生の言いたいことがわかるじゃないですか。
わかったらもういらないですよ、その先生は。

そうすると、結局1番初めに見たフランスの先生の教えが私の体には1番合ってたんじゃないかなって。
でもフランス人なんか身近にいないし、 これはもう日本じゃないなって思って。
多分、本当に自分に合う先生がいれば、その人に一生ついていけたと思うんですよ。
もうこの先生でいいなって。

で、本当に良い先生だったら、固定観念が無いから、そこからどんどん広がっていくから、思考も広がっていくし、世界も広がっていくから
視野が狭くはならないんですよね。
その先生が本物だった場合は。
だけど、そういう先生が日本にいなかったから。

A

そうですね、はい。


続く。