ここ最近書いているように、海外の一流ダンサーは皆インサイドエッジです。


足裏3点を均等につかず、土踏まずは潰れるように足首は内くるぶし側に倒れ、膝はインに入り、つま先と膝の方向も違うこともありますし、体を落とし切って踏みます。


これは日本のバレエ指導だと完璧に間違った方法です。


実はこの完璧に間違った(と日本人が思い込んでる)方法が、白人バレエダンサーにとっては完璧に正しい方法なのです。


これは日本人と、白人バレエダンサーの体の機能が真逆だからです。


日本人は体を沈めてバランスを取り、白人は体の伸びでバランスを取ります。


だから、日本人にとって間違った方法は、白人にとっては正しい方法になり、逆に日本人にとって正しい方法が、白人にとっては間違った方法になるのです。


今まで皆さんが日本の一般的なバレエ教室で習ってきたことは、まっすぐ脚で床が踏めない日本人が、しなった脚で床を球で踏める白人の動きを真似するための方法です。


私は純日本人で脚は短いですが、完璧ではないですが白人的な骨格と機能を持って生まれたタイプの人間です。


努力しなくとも、甲が出てターンアウトもしました。


子どもの頃はフランスの先生のセミナーを年に何回か受ける以外はそれほど細かい指導を受けていたわけではないので体の機能を保つことが出来ましたが、高校生くらいから丁寧できめ細かい日本式バレエの指導を受けるようになり、どんどん機能が崩れていきました。


体に合わない日本式バレエを習ったことで体型も崩れ、脚も太くなってしまい、よくあんな体型で舞台立ってたなと思うくらいです。


白人的な体の機能を持った人間が、日本で確立されたバレエを身につけるのはとても大変で体に負担がかかるのです。


すべてが逆だからです。



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