続き。


私は「しなりを転がす踏み方」「シャネルのロゴマークで踏む」「転がりで踏む」「球で踏む」「曲線で踏む」と数年前から言い続けてます。

S字ラインの脚を持つバレエダンサーが多い海外ではこちらが主流なのですが、まだまっすぐ脚が主流の日本バレエ界では広まっていません。


ですがピアニストのアーニャさんは動画で私と似た表現をしてました。


手のひらに入っている重い球を転がす感じ 



私が床を踏む時は、体の奥からのしなりです。
体の奥のエネルギーの球です。

ですから、手のひらにオレンジやリンゴを持っているような球のイメージとはまた違います。

例えばホウキで、はき掃除をするとして、はくときに1番力がくわわるところ、それが支点です。(竹ボウキみたいなホウキをイメージしてください)

それと同じような支点が、私の膝と足首の中間くらいにあります。
それが「踏む支点」です。

ですから、踏む支点だけがしなってるわけではありません。
もっと奥からのしなりで、その1番強く払うところが支点っていうだけです。 

内ももからの、おなかからのしなりです。

続く。