みっちゃんのフラレッスンでとても大事な話をしてました。

フラダンスやバレエに限らず、あらゆるダンスで大事な内容なので、まずは下の動画を見てください。


日常生活の姿勢





「フラの時だけこの姿勢(正しい姿勢)とか無理やん、無理というか不自然さが…」とsawako先生は言ってます。

フラダンスのために普段から「股関節から動かそう」とか体の使い方を意識するのは良いことだと思います。

ですが、ただ正しい姿勢の形だけを意識するのはあまり良くないと思います。

形だけ正しい姿勢にすると、日常生活すらも不自然になり、フラダンスの時+日常生活が不自然になります。
これだと不自然な時間が増えてしまいます。

ですから、できることなら何も考えなくても正しい姿勢になる体を作りたいです。 
力を抜いてリラックスすると、正しい姿勢になる体です。
ビートでは、そういうレッスンをしてます。

力を入れて正しい姿勢を作ってしまうと、床が踏めなくなります。
姿勢から作り込んでいるので、踊りも作り込んだものになります。

不自然な踊りは、不自然な力が入っているので、見る側もなんとなく力が入ってしまいます。
だから見ていて疲れるのです。
肩が上がって呼吸の苦しそうなダンサーを見ていたら、見ている側もいつのまにか肩が上がって呼吸が苦しくなるでしょう?

自然な踊りは計算されていないので、見ていて疲れません。

作り込んだ踊りを踊る人は、腕の位置や脚の位置、顔の角度などをきっちり決めます。
綺麗に見えるポーズを研究するのですが、ポーズとポーズの中間がありません。
目線も直線的に移動します。
そうすると踊りは、単なるポーズの羅列になってしまいます。

だから、「美しさ」とは形ではないのです。
美しさとは「自然の摂理に抵抗してない」ということだと思います。

バレエダンサーでも綺麗に見える角度を研究する人が多いのですが、その研究はたいてい鏡を見ておこないます。
自分で鏡を見て綺麗に見えたとしても、お客さんから見て綺麗とはかぎりません。
鏡では確認しにくい後ろ姿が残念な人もいます。
味覚音痴の料理人みたく、その人が綺麗だと思っている動きがそもそも綺麗じゃない、ということもあります。


前回書いたように

↓1番高い中心の脚を使えると、踊りは曲線を描きます。

ポーズとポーズの中間がある踊りになります。