続き。
✤紫の文字が生徒の方の言葉です。
日本人は年をとると骨盤が狭くなる。
骨盤が狭くなると股関節の可動域が狭くなります。
背骨が出来たら骨盤が狭くなくなる。
骨盤が開かないと股関節が寄らない。
だから骨盤は開くことを考えたほうが良い。
今日の生徒の方は体の感覚が鋭いから教えていても反応が面白い。
なぜ鋭いのか?
話をしたら過去に同じ先生にフェルデンクライスを習っていたことが判明した。
何がどうなったのか、よくわからないけど何故か良くなるのがフェルデンクライス。
パーソナルレッスンに話を戻すと、引っ張られると脚が重くなる。
「恥骨まで左右に離れていく感じがする」。
体は引っ張られるから中心が出来てくる。
引っ張られることで中心ができる。
それが西洋の体。
日本人はまず閉じて人工的な中心を作って、そこから広げていく。
これは西洋のバレエの体とは似ていても違う。
いろいろ調整して、仰向けで脚を伸ばすと
「股関節が外れそうな感じ」という感想、それは良い感じです。
本当にデローンとしていて良いです。
「股関節がキュルンて回る、脚が外れそう」。
見えない誰かに引っ張られるんです。
引っ張られちゃって背中が頑張らないと耐えられない。
これが振り子の体。
仰向けだけど
「勝手に引っ張られちゃってつらいです、寝てるだけなのになんでこんなにつらいんだろう?」という感想。
ずっと仰向けで大の字になっているだけで汗びっしょり。
これが引っ張られて、努力させられちゃう体。
だから、床が踏める人は踏める人で大変なんです。
ぶら下がってないと床は押せない。
感覚が鋭くなると病気の時に飲む薬が効きやすくなる。
良いバレエダンサーは写真で見ても、動いて見える。
ゴッホの絵は動いて見える。
続く。