4月22日に開催したアラベスクセミナーの内容です。
アラベスクはピルエットのように段階を踏んでいかないと出来るようになりません。
アラベスクそのものの練習以前に、まずは足の機能を高め、踏む支点と股関節を繋ぎ、肩と肩甲骨を正しい位置に入れる必要があります。
そのうえでアラベスクの練習をおこないました。
✤アキレス腱の伸びを感じながら座位で片足ずつ足首のストレッチ。
アキレス腱の内くるぶし側の奥を伸ばす。
足首から先は球体だと思って転がす。
足指で転がりを食い止めない。
✤自分でやる踵の調整方法を教える。
踵をくるぶしから離して独立させ、土踏まずを潰さないような調整。
足の親指と人差し指の中足骨の間に手の指を入れ、足の親指側に体重が乗るような調整。足の小指側を上げながら。
✤足指を反らしながら距骨をはじく練習。
足指は使わずに距骨だけ反応させたい。
踵は置いてきぼりで距骨だけ。
スナップを効かせて距骨をはじく。
踏む支点が踵だと思って。
踵を上げようとは思わないで。
踵を上げようと思うとアキレス腱が縮む。
詰まる。
距骨は遠くに遠くに。
✤手で足指を習字の筆のようになぞる練習。
足指の力を抜くため。
バランスは足指で取らない。
✤膝と腓骨の調整。
✤そして、セミナーの1番初めにやった座位で片足ずつアキレス腱を伸ばして転がる練習に戻る。
腹筋に力が入っていると上半身の反応が来ないので腹筋の力を抜く。
✤座位でアキレス腱をストレッチして浮いた踵を、床につけようとすることで体が上がる練習。
膝は無いものと思って。
膝を膝だと思わない。
膝関節の曲げ伸ばしで立たない。
シャネルで立つ。
✤立位で足を落とす練習。
床下1メートルに落とす。
✤次に足を落としてタンジュの練習。
背骨から足を落とす。
踏む支点をしならせてタンジュ。
棒みたいな足ではないことを実感して。
✤立って踏む支点にピラティスリングを挟み、誰かに前に引っ張られるようにルルベする練習。
ボディから前に行かない。
足指を使わないことで最終的に足指が強くなる。
足指がルルベを邪魔している人が多い。
✤次にリングに、はじかれてちょっとタンジュする練習。
リングの反発力で。
出す足より軸足で。
続く。