続き。


パラレルの5番から後ろ足で前足の軸の突き上げ。

前ではなく上に突き上げる。


そこから前足もルルベ。

直線ではなく曲線で末広がりに踏む。

土踏まずを潰して。

土踏まずを潰した結果、土踏まずが上がる。


距骨が足裏のイメージで足の甲を引きずる。


バーレッスン。

プリエ、タンジュを踏む支点を使いながら移動しながら。


センターレッスン。

シャネルで歩いて噴水のように水を放射しながら。

シャネルのマークが広がるままに腕を動かす。

腕や頭を下ろす時も振り子で。


しっかり落とさないと体が緩まない。


でも誰でも彼でも落とせるわけではない。


普通は落としたら沈む。


軸が太いと揺れないから落とせない。


針金は一本なら揺らせるけど、たくさん集めて束(たば)にして太くなったら揺れなくなる。


足首が重くないと起き上がりこぼしみたく揺らせない。


足首が重くなるためには、ちゃんとぶら下がってないと重くならない。


ぶら下がるためには支点が必要。


支点を作るには軸が必要。


支点を作るには体が緩まないと駄目。


緩むっていうのは必ず支えがあるから緩むことができる。


支える芯が無いのに緩んだらクラゲみたいになっちゃう。


でも初めはクラゲやタコみたいにしてから芯を入れていく。


だから体が出来てないと落とせない。


それぐらい「踏む」というのは難しいのです。


バレエは「踏むのが大事」「踏めたら踊れる」と誰かが言っていたから「踏むを意識してみよう」、それで踏めるほど簡単ではないです。


引き上げより踏むほうが難しいのです。


セミナー終了。


普段のレッスンでやることの10分の1くらいを流さず出来るまでやるような内容のセミナーでした。


普段のレッスンは出来なくてもまた次回のレッスンでやればいいか、という流す気持ちがあるけどセミナーは一話完結だから出来るまでやります。


次回セミナーは4月22日㈯18時〜20時。料金1万円。テーマはアラベスクの予定です。

もう少し日程が近づいたらまた記事にします。