プリエの語源は、Wikipediaによれば

『プリエ (plié) は、フランス語で腕や膝などを「曲げる、折る」ことを意味するplierという他動詞の過去分詞形が名詞化した言葉である。』

だそうです。


過去分詞とは、動詞の受動的意味(~される)をあらわすそうです。


つまりフランス語でプリエとは能動的に「曲げる、折りたたむ」ではなく受動的に「曲げられた、折りたたまれた」という意味です。


これは初めにプリエにプリエと名付けた人が受動的に曲げられた感覚があったのでしょう。


私は旧ブログ(ライブドアのブログ)で2016年頃から、バレエとは「つま先が伸びちゃう」「ターンアウトしちゃう」「5番に入っちゃう」ものであるとずっと主張してきました。


そしてそれを「受動バレエ」と名付けました。


ですが、そもそもプリエというバレエ用語自体が受動的な意味だったようです。


「膝を曲げる」と「膝は曲げられた」ではまったく意味が違ってきます。


意識的に膝を曲げるだけなら「ガニ股屈伸運動」と名付けても良かったはずです。

では膝は何に「曲げられた」のでしょうか?

膝は「らせん」に曲げられたのです。

「踏む支点」を使うことによる「らせん」です。

そして、受動的に曲げられるためには常に膝がゆるんでないと無理です。

膝を伸ばすのも「らせん」です。

自分で膝を突っ張るように伸ばしては駄目です。