X脚(反張膝)で踊れる人と踊れない人がいます。
それが成功X脚と失敗X脚です。その違いについて書いていきます。
絵に描くと左が成功X脚、右が失敗X脚です。
バレエはしなりだけでなんとかなるのですが、間違ったしなりというものがあります。
それが失敗X脚です。
失敗X脚は、脚だけがXです。下半身だけのX。
だから、Xが重力で潰れていきます。
潰れたX脚だから股関節とおなかが左右に広がってしまいます。
X脚だからこそ、まっすぐの脚以上に股関節が外側に広がり離れていきます。
その潰れたX脚の上に、薄っぺらい板のような長方形の上半身が乗っているだけです。
潰れたX脚におなかがドンッと乗っかってしまいます。
だから、おなかが落ちて広がりやすい。
そして、落ちて広がりやすいからおなかを閉め続けなくちゃいけない。
もしくは、おなかを上げ続けなくちゃいけないから、踊りに余裕が無くなります。
潰れX脚の場合は、太ももで外側から膝を押し込んでしまうから大腿四頭筋が太くなります。
太ももで押し込むからふくらはぎも太くなります。
潰れたXを太ももとふくらはぎで支えているのです。
そうすると外側が強く内側の弱い脚になってしまいます。
そのバランスを取るために今度は内ももを筋トレで鍛えなければなりません。
その結果、外側も内側もモリモリの脚になってしまいます。
それに筋肉で押し込むからX脚なのに膝が伸びて見えないし、甲もあんまり出ているように見えません。
Xの上に重り(上半身)が乗っかるから膝を痛めます。危険です。
続く。