続き。
(パーソナルレッスンの様子を録音したのですが、音が小さかったので文字起こししてみました。パーソナルレッスンを受けた方がAさんです。)
優子:これだとずっと続けられる感じがしませんか?
A:不思議…、不思議なぐらい。
優子:不思議なぐらい力がいらないのに肝心なところだけ働いてますよね。
A:すごいグーってこうやって(ターンアウト方向に)勝手に行く。
優子:そう、勝手にグーってターンアウトされますよね。この体でいると自然とターンアウトがどんどんどんどんしていくんですよ。(ターンアウト)していく感じが信じられますよね?
A:それも自分でしようと思ってないのに、こういうふうにグーって行く。
優子:そうです。自分でしようと思ってないのにどんどんターンアウトしていっちゃう感覚がありますよね。で、どんどんストレッチされてる感覚がありませんか?こう無意識で伸びていく、広がる。
A:広がる。
優子:そう、広がる。
A:こんなに力が入らなくても上がっていくもの…?
優子:そうなんです。脚を踏ん張ったり、脚の筋肉とか膝の周りとか使わなくても脚は上がっていくんですよ。
A:でもここはちょっと使ってる。
優子:あ、大丈夫です。そこ大丈夫。そのうちそこも無くなっていきます。でもその使われているところも軸の部分ですよね?中心部分ですよね?本当に中心部分のところ。しかもその中心部分も、中心部分を使おうと思わなくても勝手に力が…
A:うん、勝手に力が入る。
優子:そうなんです。勝手に力が入るんですよ。
A:膝でやろうとしちゃうとそれが抜けちゃう。
優子:そうなんですよ。この今ついてる重り…。(踏みやすくするために、踏む支点にアンクルウェイトをつけて練習しています)
A:重り。
優子:重りに集中しておくと…。
A:そう、重りが動くと思うと勝手に。
優子:そうなんです。勝手に体が。
A:わ~!勝手にここだけに力が入る!
優子:そうなんです!勝手にもうおなかの奥だけですよね。
A:うん。
優子:だからおなかは腹筋とかしなくても、力を抜いた状態でも体が繋がった状態なら勝手にすごく働くんですよ。
A:え、なんか、なんて言うんだろ。股関節がひっくり返るような感じ。
優子:そう!股関節がひっくり返る感じ!ですよね。そうそう。
A:こうやってなんかひっくり返っていっちゃう感じがする。
優子:そうなんですよー!だから西洋の人は股関節がひっくり返っちゃってるんですよー。この使い方だから勝手にそうなっていくんです!勝手にどんどんひっくり返っていっちゃってるんです。だから一回この体験をすると、あ、股関節が勝手にターンアウトしちゃう、ひっくり返っていっちゃう感覚をつかむと、ちょっと納得しますよね。「本当にしちゃうのかな?」ってみんな…。
A:うーん!え、これってこう、なんかこういうふうにひっくり返る感じ。
優子:そう、ひっくり返るんですよ。股関節がひっくり返っちゃうんです。なんか(外旋角度が)200度みたいな、アハハ。
A:うん。中が勝手にこうやってグーって動いていく感じ。
優子:そう、中が勝手にこうやってグーって動いていくんですよね。
A:えー。怖いぐらい…。
優子:そう、怖いぐらいに。力を抜いてるのにどんどんターンアウトしていっちゃう。
A:なんか、後ろが前に出てきちゃう?わかんないけど。
優子:そう!後ろが前に出てくるんです!だから股関節が前にどんどん押し出されていくんです。
A:うん、ひっくり返って、こう、後ろが前に出てきちゃってる感じ…。
優子:そうなんです。ひっくり返って、後ろが前に出てきちゃう。股関節の感覚がそういう感覚ですよね。
A:うん、…え!そんなふうに動いているってことですか?
優子:そういうふうに動いているんです。股関節がそういうふうに移動してきているんです、今。これがバレリーナの股関節なんです。上手な人の股関節。
A:へー!すごい。
優子:だから頑張らなくても股関節はちゃんとターンアウトしていってくれるんですよ。
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