続きです。


造花コンプレックス、豆腐ハンバーグコンプレックスがある人は、ひたすら整理整頓してしまう。

整理整頓し過ぎてしまう。

感性が鈍い人も、ただひたすら整理整頓してしまう。


エネルギーの通り道を無視して形だけを整えるから、間違った整理整頓をしてしまうダンサーもいます。


その間違った整理整頓を注意出来る人もいない。だって形は合ってるから。



国際的コンクールで日本人が1位になったり世界的バレエ団のプリンシパルに日本人がなって「日本バレエは世界に通用した、レベルが高い」と考えている人が多いと思います。


でも世界のトップにある程度近いところまで行ったからこそ、日本のバレエは「違う」ということに気づくのではないでしょうか?


今までやってきた、引き上げバレエとまっすぐ踏むバレエの限界を感じませんか?


この日本バレエの状況は、サッカーで言えばワールドカップで毎回ベスト16で伸び悩んでいるような感じです。

日本が今までどおりの練習を続けていて次回のワールドカップで優勝するかと言ったら、それはまず無理ですよね。


それと同じで、ここから先に行くには日本バレエ界に何か今までとはまったく違う大転換が起きないと駄目だと思うのです。


続く。




メトロノームとバレエ 

ビートの整理整頓の方法は、転がり、振り子、揺れなどで整えていきます。

厳密なポジションに当てはめるのではなく、バレエの形を通してエネルギーの通り道を見つけていきます。