誰が言い出したのかはわかりませんが、膝下のアンディオールという言葉を聞いたことがある方は多いと思います。
足首のアンディオールという言葉もあります。
そして膝下アンディオールは危険だと考えている人もいます。
たしかに膝下を筋肉でねじったら危険です。
でも、そもそもアンディオールって私の感覚だと膝下が外旋方向に引っ張られるものです。
それに股関節がついていきます。
たぶん、どこかの国の私みたいにナチュラルにアンディオールする人が「膝下アンディオール」と自分の感覚を言葉にしたんだと思います。
それを聞いた人が「脚の付け根だけじゃなくて膝下も外旋するんだ」とそのままストレートに解釈してしまい、膝下を筋肉で外旋している気がします。
バレエ界のほとんどの人が本物のアンディオール、ターンアウトとはどんなものか、わかっていません。
わかってないから、皆さん間違ったことを信じてます。
脚の付け根から筋肉で外旋するものだと信じてます。
深層外旋六筋で脚を回すことがアンディオールだと考えているバレエ指導者、バレエダンサー、トレーナー、整体師、鍼灸師、医師、理学療法士、ピラティスインストラクター、ジャイロキネシスインストラクター、バレエ解剖学の人などは、バレエを理解していないと言って良いと思います。
本物のアンディオールの感覚を知らないわけですから。
(自分で感覚はわかるけど教え方がわからないからとりあえず筋肉で回す、と言っている指導者はいると思います)
私のようなアンディオールの説明をしている人がいないのは、ほとんどの日本人バレエダンサーが引き上げをしているからです。
引き上げると股関節を回しやすくはなりますが、自然と回っちゃう体にはなりません。
完全に落とさないとターンアウトしちゃう体にはなりません。
昔のブログのターンアウト関連の記事。なにかの参考になれば。