今回はリブログです。
感覚の鋭いloveballetさんのブログをお読みください。
私が「うわー、今螺旋来てる!!」って思うときって、内巻きなんです。

 

でも、鏡で見るとちゃんと膝が外向いてるの。


その、螺旋が発生する条件がよく分からない。

 

故意に内巻きを作ろうとすると、ただの内足になっちゃうし。

だからと言って、太腿を外旋すると、

膝は外を向きはするんですけど、

あの「あ、螺旋来た!」って言う感覚からは遠ざかる気がします。




『螺旋が発生する条件がよく分からない』ということですので、この疑問に私なりに答えてみます。

その前に、まず
『螺旋が発生』
『螺旋来てる!』
『螺旋来た!』という表現が素晴らしいと思うのです。

まるで「南シナ海で台風7号が発生しました。現在九州の南を北上中で明日の夕方には鹿児島県に上陸し…」というような自然現象のようです。

これは私の「ターンアウトしちゃう」と同じでパッシブ(受動)です。
ターンアウトは、「する」ものではなく「向こうからやって来る」ものなのです。
(ターンアウトがどこからやって来るかは次回以降に説明します)


では、本題の螺旋の発生しやすい条件です。

「フィギュアスケートの靴の刃のライン上」に足裏バランスの中心軸があること。
足裏の重心は「フィギュアスケートの靴の刃ライン」の上だけを通ります。
親指と人差し指の間から踵にかけてのライン上です。
足の小指、薬指、中指は無いものとして立ちます。

不安定ですが、この不安定さこそが本来のバレエダンサーの安定につながるのです。

「踏む支点」が使えていて、膝が硬直せずに伸ばせること。(大腿四頭筋を使わずに膝が伸ばせていること)
大腿四頭筋を押し込まないと膝が伸びない方は「踏む支点」が使えてないのです。

(踏む支点は膝と足首の間にあるのですが、文章でその支点の使い方を説明するのは難しいです。バレエで床を踏む時に最も重要です。)

お尻で体重を支えずに、股関節で体重を支えられていること。

loveballetさんに螺旋が発生する日と発生しない日があるのは、股関節に体重が乗る日と乗らない日があるからではないかと思います。
股関節が前に出た姿勢の日と、股関節を引いた姿勢の日があるのではないでしょうか?

この前のパーソナルレッスンで「股関節に体重を乗せると股関節が潰れませんか?」と受講者の方に質問されたのですが、これは逆で股関節に体重が乗ると股関節にスキマが出来ます。

みぞおちがリラックスした状態で、股関節と背中が繋がっていること。

これらが出来ていると螺旋が発生しやすくなります。

続く。