続き。


甲出しで甲が出るようになったけど、実際の踊りになったら甲を出し切れない、甲が出て見えない理由を説明します。


足の甲と引き上げのパターン① 

タイトルに引き上げと書きましたが、S字の踏み方についてです。


S字の踏み方とは、「甲が外側にしなることにより、その対極の動きとして脚の内側ラインがボディの中心方向へと向かっていく」踏み方です。 


このS字の踏み方が出来ないと甲を出し切って踊ることは出来ません。



この踏み方を理解するために、まずはプールのウォータースライダーを思い浮かべてください。


S字に2箇所カーブしているウォータースライダーです。


内と外のカーブです。


そのウォータースライダーを滑り降りると、1箇所目の内のカーブでウワー!ってなると、2箇所目の外のカーブでもウワー!ってなりますよね。


これが「甲を出せば5番に入り、5番に入れれば甲が出る体」です。


踏むと内(5番に入る)と外(甲が出る)に、しなります。


だから踏む。というひとつの動作でふたつの結果がおきる。

一粒で二度おいしい。です


しかも甲を出せば出すほど、深い5番に入る。


脚の内側ラインと踵が繋がっているため、甲を出し切った時に最も踵が踏めます。


この立ち方なら甲に乗ってしまうことはありません。


完全に乗った位置で乗りません。



これは、おなかの引き上げが強いわけではありません。


内側で引っ張ってるわけでもありません。


足裏や足指の筋力が強いわけでもありません。


土踏まずの筋肉が発達しているから甲が出て見えるわけでもありません。


続く。