力が抜けた状態で肋骨が閉じると奥が開く。
自分で肋骨を閉じちゃ駄目。

その裏にどんな解剖学的根拠があろうとも、バレエを踊るときにスクエアのイメージがあること自体ダメです。
それは子供であろうと大人であろうと素人であろうとプロであろうと同じです。 

肋骨が出ちゃう人は肋骨を閉めると息が出来なくなる。
そういう人は、胸郭の上半分を広げる必要がある。

「肋骨が開いている」と言われたら、それは体の奥が上下に潰れているということ。
上下に潰れたままの体で肋骨だけ閉じても意味が無い。

床を踏んだ力でお腹をえぐって伸ばす。えぐり伸ばし。

みぞおちしめ子。

みぞおちの奥の通り道を開通させるのは難しい。

踏んだエネルギーはみぞおちを通らない。

みぞおちに力が入ると肩甲骨の位置が悪くなる。
肩甲骨の位置が悪くなるとみぞおちに力が入る。

おなかで行き止まりを作らない。開通!

みぞおち閉めると股関節が痛む。

みぞおちを閉めると股関節が左右に広がっていきます。

テーブルが人間の骨盤だと考えてください。
絵のような隅に2本の脚がついているテーブル、中心に2本の脚がついているテーブル。
隅に脚がついているテーブルは片足で立っていることが出来ません。
人間なら力で固めないと立てません。
中心に脚がついてるテーブルはバランスが取れます。


この「上に伸びなくなると横に広がる」現象は、アサガオの摘芯に似ています。
アサガオの花をたくさん咲かせたい場合、アサガオの茎の先端(頂芽)を切ります。
そうするとアサガオは上方向に伸びなくなり、脇からいくつも芽を出して横方向に広がり始めます。
そうするとアサガオのカーテンが作れるのですが、バレエの場合はこれでは駄目です。