「結果を教えるのではなく原因を作るのが私のやり方です。
この教え方だとエネルギーの通り道ができやすい。」
「人のエネルギーの流れが図形で見えるので、その流れを止めている部分を通していく。ということをしています。
相手を見るまでは何をやるかは決めず、ノープランです。」
「ほとんどの人が下からのエネルギーが上に行く時にどこかで止まる。
その止まる部分をほぐしたりしないと踏むことも引き上げることも出来ない。
トンネル開通工事のようなこと。」
「体の繋がりやエネルギーの流れを感じてないバレエダンサーは、単にバレエのポーズをしてるだけ。バレエポーザー。ポージング。」
「エネルギーの通り道はひとりひとり違う。
それなのに今はエネルギーの通り道を無視して、形を重視して踊るバレリーナが増えてしまった。」
「エネルギーとか繋がりを無視して、それらとは無関係に大きく動くことをしたくない。それをやると「寒い」表現になってしまう。」
「エネルギーの通り道を開通させていく楽しさ。」
「条件の悪い人は詰まってるから張らないとエネルギーが通らない、張ることでエネルギーが流れて正しく使える。
ただ生まれつきの天才は、張らずともエネルギーがきちんと通っている。
ごくごく少ない力で踊ることができる。」
「多分私は自然に近いものにしか心を打たれたことがないのかもしれない。
芸術の定義って難しいけど、自然そのものだと思う、花も草も心臓も重力によって生まれた振り子のエネルギーでポンッって出来たんじゃないかと思ってる。
そうなると受動で動ける身体(自然そのもの)に戻してあげるしかない。」
「例えば、体の下から噴水が上がってくると「あ、噴水が上がってくる」と感じる。
その結果、噴水の流れに沿って体を伸ばしていくと体に「張り感」が生まれる。
でもエネルギーの流れも無いのに張ってしまうと間違った方向に張り続けることになり、ある程度は踊れるけど歪んだ体が出来上がる。」
「バレエでは股下からのエネルギーで腕を動かす。
脚からのエネルギーが伝わってないのに腕を動かすから変になる。」
「体の内側のエネルギーが綺麗に流れていたら、それですべて美しくみえる。」