続き。


県大会入賞ビルダーは初出場時から入賞ビルダーで、予選落ちビルダーはずっと予選落ちビルダーのままでいることが多い。

昔は県大会の出場者が少ないから、毎年上位の選手のあいだで順位が入れ替わるだけ。

予選落ちの人は毎年予選落ちみたいな感じ。


でも何年かに一回、いきなり凄い才能ある人が出てきて初出場で初優勝したりすることもある。

そういう人はあっさり県大会を卒業してブロック大会とか全国レベルの大会に出る。


だから県大会入賞ビルダーもずっと県大会入賞ビルダーのままで、なかなか県大会を卒業してくれない。

だから毎年、同じようなメンバーが出てくる。


20年前は大会もjbbfしかないし、県大会が1年に1回あるだけで、カテゴリーもボディビルしかないし、出場者も少ないから、入賞が大変だった。当時の私の才能では。


自分は75キロ超級なんだけど、出場者が少なくて75キロ級とくっつけられたり。

そして自分以外の出場者が全員去年の1位と2位みたいなレベルで、優勝狙いの人しか出てこない感じ。少数精鋭すぎる。

出場者が10人もいたらある程度レベルがバラけるんだろうけど。


「今年こそ入賞だ!」と思って一年間頑張ってきて出場者リストを大会2週間前に見た時の絶望感。

さらに当日朝の計量で周りの人の体を見た時の絶望感。

そしてコンテスト後の予選落ちのがっかり感。

そして大会終わって1〜2週間たって、ジムで優勝や入賞した人達に会って喋った時の劣等感。


大会に出ても、こんな感じで数年で限界を感じて辞めていく人が多いのでは?


何回か大会に出たら自分の立ち位置がわかるから。


競技ボディビルって、ある一定レベル以上の才能がないと楽しくないスポーツですよ。



初めて体重別で3位になった時の写真。
やっぱり上半身に対し下半身甘め。