続き。


腕を上げていくブライアン・ブキャナン。

腕を上げても肩は上がらない。肩が頭に寄らない。


頭上にある大きな風船の膨らみを感じながら腕を動かしてるかのように見える。

まさにバレエの腕の動かし方。


頭上の風船をイメージしながら、この動きを真似してみるのも良いです。

風船の膨らみを感じながら腕を上げる。

ブキャナンのメンツァー風ポーズ(右手で、まぶしいみたいなポーズ)。

ブキャナンは腕を水平より上に上げても肩の位置が上がらない、頭に寄らない、シュラッグ動作をしない。

だから常に最大限の体の広がりが表現できてる。

広い体がさらに広く見える。

肩峰が寄らないブキャナン。


須藤孝三さんはアイコニックポーズである十字架ポーズでは最大限に広い。

でも、あの須藤孝三さんでさえ、腕を水平より上に上げると肩が頭に寄って少し窮屈になってしまう。

それぐらい日本人にとって「腕を上げる」という行為は難しい。

右肩峰が頭に寄る。

腕を上げると少し縮んでしまうからやや見た目が小さくなる。

多くの日本人にも同じ傾向がある。

だから、アブドミナル&サイやバキュームポーズが窮屈になってしまう。

腕を上げた時に肩峰が上がる。


続く。