足が重くて脚の軌道が軽いっていうのがバレエの脚。


足首あたりが重い球で、それをぶら下げてる感覚。


だから脚は振り子になる。


前に脚を上げる時はレッグレイズみたいに腹筋を縮める感じでは上げない。

むしろ、おなかの奥が下に引っ張られる。

重い足を振り子で放り投げてる。だから軌道は軽い。


若い頃のザハロワ。

脚も体も振り子になってる。

力で頑張って上げてない。

振り子の機能で上げてるから、りきみが無い。

トレーニングではどんな種目をやるにしても、りきみがあったら効かない。
表面的に正しいフォームだとしても。

りきみは筋肉が縮んでいるわけだから、収縮も伸展も正しく出来ない。
だからPOFとかでストレッチ種目をやってるつもりでも完全にストレッチはされていない。

振り子で脚を上げる。

グランバットマン(脚を高く上げる動き)の時の、振り子の円の軌道は床の下も通る。

だから、床をこすって出す。

先生が説明する時の手の円の動きが重要。

すべり台みたいなジェットコースターみたいな軌道。

この円のイメージで脚を上げてる。

16秒あたりのgoing down and out.と36秒あたりのthink energy down and up.の手の動き。


脚を筋肉で持ち上げない。


解剖学的に考えてしまうとバレエはわからなくなっちゃう。

上下左右に引っ張られた延長で脚を上げてる。