どこかが過剰に発達した人のトレーニングはあまり参考にしないほうが良いこともある思う。
バランスが崩れた人の真似をしたら、自分の体のバランスも崩れる。
前肩だから肩ばかり大きくなっちゃって胸は弱い、みたいな。
本来の位置に肩があれば上半身はバランス良く発達するはず。
なんかわかんないけどやたら大きくなっちゃった筋肉は癖の結果。
どこかが強い人は、どこかが弱い。
下半身は強いけど上半身は弱いとか。
腕がやたら太いけど胸背中が弱いとか。
「脚トレから逃げる奴は心が弱い」とか言うけどトム・プラッツは月2回しか脚トレしてない時期があった。
過剰発達の脚と弱い上半身のバランスとるために、脚トレをスキップしてた。
プラッツは脚が太すぎてウエストが太く、肩幅は狭くて背中の広がりが弱い体型だったので、肩や背中の広がりにこだわってトレーニングしていたはず。
サイドレイズやチンニング、プルダウンをたくさんやっていたことでしょう。
まるでフィジーク選手のようなトレーニングをしていたのがトム・プラッツだと思います。
北村さんの動画を見たらわかるように上半身のトレーニングの時、逃げるのは下半身。
下半身の関節が曲がってしまう。
関節曲げたら、その関節周りの筋肉を使う。
だから逃げ場のある沈む体の人は下半身が太くなる。
上半身種目の対象筋への負荷が減るから上半身は細い。
これは超重要なことです。
ある種目で軸を逃がす癖をつけると、他種目でも無意識に逃がす癖がつく。
表面的にはストリクトであっても。
軸を逃がすトレーニングをすることにより、体に「おかしな柔軟性」がつくため。
曲がらなくて良いところが曲がっちゃう。
私みたいに肋骨が開きっぱなしになっちゃう人は体が折れ曲がってるから。
折れ曲がったまま肋骨だけ閉じても意味が無い。