よくネット上で「ジャイアントセットはユーザー向けでナチュラルには向いてない」という意見を見かける。
これはジャイアントセットがどうこうではなく、沈む体の日本人が伸びる体のミロシュに教わっても根本的体型は変わらない。
ミロシュは伸びて、日本人は沈む傾向が強いから、ミロシュが脚トレした時と日本人が脚トレした時に使う筋肉は違う。
フォームの問題ではなく、別の種目をやっているくらい違う。
同じ種目、同じメニュー、同じ食事、同じサプリ、同じステロイドを使っても結果は違う。
向いてる向いてないで言えば
「ボディビルは才能のある人にしか向いてない」
世の中の大半の人には向いてない。
残念ながら最終到達点は生まれつき決まってる。
ほとんどの人はチャンピオンにはなれない。
そしてトレーニングを始めて数年で最終到達点に近い位置まで到達してしまう。
最終到達点を少しでも高いレベルに変える方法を考えないと、私みたいな人はどうにもならない。
教科書的な正しいトレーニングをして数年で発達が止まったらおしまい。では、つまらない。
よく「ユーザーのトレーニングは参考にならない」と言う人がいるけど、むしろトップ選手のトレーニングは私みたいな凡人には参考にならない。
トップ選手になれない才能の人達が、トップ選手の話をありがたがって聞いて、トップ選手と同じようなトレーニングや食事をしている。
それがフィットネス業界の現状。
それを真似して効果があるのはトップ選手並の才能がある人だけ。
私ごときがトップ選手に教わっても、たいして体は変わらない自信がある。
身長2メートルの人もいれば150センチの人もいるし、アインシュタインみたいな頭脳の持ち主もいれば一生懸命に勉強しても学校でビリの人もいる。
だから、筋肥大の能力もそれぐらい個人差があって当然。
むしろ差がなくちゃおかしい。
人間はスタート地点から筋肥大に限らず平等ではない。