このトム・プラッツの有名なレッグエクステンション(補助してもらってからのお尻を上げ下げするフォーム)もあんまり良いとは思わない。


おなかから動かしているから、どんどんウエストが太くなると思う。

膝とみぞおちを近づける動きは、沈む体を作る。

日常生活でも膝を持ち上げると体が沈むようになる。

腰の曲がった年寄りみたいな姿勢。


膝から動かす種目をみぞおちから動かしてしまうと、ボディビル的な体の機能が落ちる。


みぞおちを股関節のように使っているから。

動きとしては、みぞおちにベルトをしてやるハイウエストデッドリフトの反対バージョン。


みぞおちまでが脚のような感覚になる。

これは醜い体型を作る。

上半身が小さくなる。


これは間違った連動で、本来の体の使い方ではないと思う。

軸を逃がした効かせ方。


日本人は大腿四頭筋と腹筋が強すぎる。

体の前面。


体型にもそれが現れてる。

ビルダーやフィジーカーなら背面側が強い体を作らないとカッコ良くないと思う。


そういう意味でプラッツは脚が太くてウエスト太くて背中の広がりが弱いから日本人体型なのかもしれない。骨格的にも。


逆に言うと体の前面が強い人が限界まで力を出そうとすると自然とプラッツ式エクステンションになるのかもしれない。


海外のオリンピアクラスでプラッツ式エクステンションしている人は他にいたかな?


あんまり見た記憶が無い。


プラッツも北村さんも若い頃はそれほどウエストは太くなかった。

だんだんウエストが太くなったのは内蔵肥大以外の要素もあるかも。

軸を折り曲げて、その反動でリフティングしてるから。


でもチーティングが悪いってわけでもない。


そもそも、レッグエクステンションはチーティングするべき種目ではないと思う。


でも、プラッツや北村さんのトレーニングを初めて見た時「スゲー!なんじゃこりゃ!」って衝撃を受けたけど、それが正しいとは限らないし自分に合うとも限らないんだけど、やりたくなっちゃうんだよ。やっぱり真似したくなる。