足で地面を押せば第一頚椎まで上がる。


トップ選手は当たり前のようにさらっと言ってるけど、私を含め普通の人は内ももで床を押しても上に伸びないし頚椎まで上がることも無い。

もしくはその力が弱い。


その差をどうやって埋めるか?


上に伸びない体、まさに若い頃の私。


スクワット、デッドリフトを高重量でやればやるほど崩れた体型に。

それなりに重量を扱えるようになったのに絞ったらアレッ?っていう体。

沈む体に上から負荷を加えればますます沈む体、逃げ場だらけの体に。


才能の無い人はトレーニングするほど才能が無くなる。


これがトレーニングの恐ろしさ。


内ももで立って上に伸びる人はスクワットで上に伸びる力が鍛えられる。

だからスクワットは全身に良い影響があるって言う。

上体もデカくなるよと。


同じことをやっても真逆の結果に!


やっかいなのは、体に逃げ場がある人はまあまあ力持ちなこと。


例えばぶっこ抜きデッドリフトも腰を丸めて逃がしている。

ボディビル的な目的であれば、みぞおちあたりにベルトをしてデッドリフトをするのも絶対に良くない。

ハイウエストでベルトをするやり方。


ミリタリープレスなら腰を反らしてインクラインプレスになってしまう。

そのほうが重いバーベルを動かせるから。


バーベルを逃がして動かす強さ(弱さ)がある。


そして「自分は力持ちなんだ、高重量を扱えてるから筋肉もついてるはずだ」という勘違いをしちゃう。